お待たせしました。
頼れる“アニキ”、シッチーのパーソナル・トレーナーでもある、栢野さん(TriMind代表)が開発中だった「NEWペダリングマスター~足巧<SOKKOU>~」が、
ついに発売されます。
というわけで、満を持して志智散歩でも「NEWペダリングマスター~足巧~」の情報本格公開です。
皆さんの中に、旧ペダリングマスターを使ったことのある方はいますか?
僕も使っているのですが、NEWペダリングマスター~足巧~は、この旧ペダリングマスターを
より足首の操作性を感じ取りやすく改良を加えたものです。
と、ここで、ペダリングマスターそのものを知らない~という人のために
ちょっと説明しますね。
◎そもそもペダリングマスターとは
① 取り付け場所
ペダルとクランクの間にペダリングマスターを取り付けます。
② トレーニングのポイントリング
クランクが1回転する中で、ペダリングマスターもクランクとの連結シャフトを中心に1回転します。
鉄棒の選手が最初はブランコのように揺れていながら、揺れを大きくして大車輪になるイメージです。(ペダリングマスターが人で、クランクとの連結シャフトが鉄棒といったイメージ)
イメージはこんな感じです
足巧のホームページ trimind-k.com/sokkou/ より抜粋
③ トレーニングの目的
本来、ペダルは左右連動して回るようになっているので、踏み込む脚の力と、引き脚側の力が常に足して2になるような動きができていれば、片脚にかかる負担は1/2に、パワーは×2倍になり、楽な力で加速力が得られ、これまで以上のスピードに乗って走れるようになる。
しかし、両足でペダルをこぐと、踏込む側に力を入れれば、その分引き脚の負担が少なくなるため、引き脚側の意識が薄れて、無意識のうちに踏込み側に寄りかかるようなこぎ方になってしまっている恐れがある。簡単に言えば、踏み込む脚だけが仕事をしている状態。
上の死点(※)を通過するとき、クランクペダルの軸の下を通らないようにペダリングできるということは、引き脚が理想的な形で機能して、左右の足が回転するあらゆる場面で互いに連動して相足を押し合う、理想の関係となっているということが確かめられる。
つまり、ペダリングマスターを使い、上の死点の通過時にクランクペダルの軸の上を通っているか否かを判別することで、自分のいまのペダリングが、片脚に頼り過ぎていないかどうかが分かる。片脚に頼り過ぎている人は、まずその状態を改善することで、左右の足が連動する、ひいては全身の動きが連動する、楽でパワフルな理想の走へとシフトを図る。
最初から理想の左右連動型と分かった人は、その動きを意識的にできるようにコントロール感覚を磨き、さらに量のトレーニングを重ねることで、正しい筋力アップを図り、より正確に、パワフルに走れるよう体を導く・・・と、こんな感じかなとシッチーは思っています。
全てのスポーツ(動き)の足場となる足首、
ひいては全身の使い方を理想のペダリングから
◎で、栢野さんが旧バージョンのどこを改善したかです。
(シッチーも旧バージョンで感じていましたが) 旧バージョンはただスイングするだけだったため、下の死点を通過するとき、わずかながら引き脚を力で引き上げる感覚が残ることに不満を感じ、この点を独自の機構を組み込むことによって改良。(特許出願中)
結果としてNEWペダリングマスター~足巧~では、緻密な弾み効果によって適切なタイミングで足首を返すことで、引き脚がグルンと大きく自然な感じで後方へ送り出され、そのままスムーズに大車輪を描くように上方へ向かい、死点の手前で回転しクランクペダルの軸の下を通らないペダリングを、どこか一カ所の筋力に頼るのではなく、全身の動きが連動した力みのない自然な動きで行う感覚がよりつかみやすいように設計されています。
う~ん。なんだか立て板に水といった感じで一気に説明しましたが、
全ては栢野さんの受け売りです(笑)。
はっきり言って、普段のトレーニングは限りなく感覚頼り。
ことばにして意識することはほとんどないシッチー。
栢野さんとお会いする効果は、動きを言葉で説明していただくとで、無意識の自分の動きを認識し、意識化してコントロールする効果もあるのでは。。。と思ったりしています。
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取材MEMO
NEWペダリングマスター~足巧~ 開発者 栢野忠夫氏 TriMind 代表
~足巧~製作メーカー:株式会社葵精工(愛知県豊田市)
*死点とは、クランク機構で回転力が発生しない地点をさし、最も高い位置を上 死点(じょうしてん)、最も低い位置を下死点(かしてん)と言いま す。