幸壬 学さんwith小平奈緒選手④…小平選手の本音編

気になるあの人、幸壬 学さんwith小平奈緒選手の第4回(最終回)では、

ついに、幸壬さんのトレーニングについて、小平奈緒選手の本音に迫ります。

第1回 幸壬  学さんwith小平奈緒選手(スピードスケート)…きっかけ編はコチラから

2012全日本距離別スピードスケート選手権大会での小平奈緒選手

 

◎そもそも、どうして幸壬さんの申し出を受けられたのですか?

 

スピードスケートのトレーニングに自転車を取り入れること自体は、それほど珍しいことではなく、私自身ロードバイクのトレーニングは以前からやっていました。それが、バンクーバー五輪後、次のステップへの足掛かりとしてピストバイクを使ったトレーニングに興味を持つようになり、結城匡啓監督とも相談していたところ、タイミング良くMBKの幸壬さんからのお話が。。。

しかも、お会いしてお話を伺ったら、ピストバイクとスピードスケートとの相関関係や、期待できるトレーニングの効果をきちんと説明してくださり、その内容が理にかなっていると感じられたので、幸壬さんにお任せしてトレーニングを始めてみようと決心しました。

そういう意味では、MBKが欧州で高い実績のある自転車であったこと以上に、勘ですが(笑)幸壬さんへの信頼感が芽生えたことが大きかったかもしれませんね。

 

 

◎実際にトレーニングしてみていかがですか?

 

言葉では説明して頂いていましたが、実際に自転車に乗ってみて、確かにスピードスケートとの相関関係が計算されていると感じました。私は、以前から日常のあらゆる動作をスピードスケートと関連して考え、動くことを習慣にしていますが、その延長としても違和感がなかったというか…。

特に効果を感じた点としては、やはり当初から意図していた速いピッチで脚を運ぶ感覚の養成。これは、比較的早い段階で効果を感じることができたと思います。

次に、思いがけない効果として、上半身と下半身の連動性への気づきがありました。これは、幸壬さんが意図してフレームのサイズやギア比等を、小平奈緒仕様に工夫してくれたおかげだと思います。必要に迫られてハンドルを引き付けているうち、その引きつけの力加減によって、下半身への負荷がコントロールできることに気づき、以来どうすればより効率良く上半身の力を下半身に伝えられるかを、自転車トレーニングを通じて試せるようになっています。

その結果、氷の上でも以前より上半身と下半身の連動を意識的にコントロールできるようになり、より安定してスピードに乗れるようになってきた手ごたえを感じています。

 

 

 

 

・・・・白状しますと、サイクルジャム編集スタッフとしては、「らしくないエピソード」なんてものも期待していなかったわけではないのですが、そこは小平奈緒選手の優しい人柄でしょうか、そんな話は微塵も出ず、、、というわけで、念のためにトレーニングを指導されていた斉川史徳コーチにもお話を伺ってみました。

 

 

◎小平奈緒選手は幸壬さんに気を使ってくださっているのか良いお話ばかりなのですが、斉川史徳コーチのご意見はいかがですか?

 

結城匡啓監督の方針といいますか、信州大学スケート部の特長として、選手自身が「考え」「試す」ということを尊重しているので、選手が「必要」と判断しているトレーニングは、指導陣にとっても必要ということがあります。ただ、それを抜きにしても、幸壬さんには自転車トレーニングの度にこちらにお出で頂き、車両の調整からトレーニング内容まで非常にきめ細かく面倒を見て頂き、みんな本当に感謝しています。信州大学サイドには自転車の専門家はいませんが、幸壬さんのトレーニングに臨む姿勢を見ていれば、信頼できる方だと判断できますし、これからも、ぜひ、良いお付き合いをさせて頂ければと思っています。

 MBKのロゴもしっかり入った、
オリジナルウエアを着てくれた斉川史徳コーチ

 

 

う~ん。幸壬さんのサポートとしての姿勢は、どうやら本当に筋が通っているようです。

ではでは、さらにダメ押しということで、帰り道、幸壬さんご自身にちょっと意地悪な質問をぶつけてみました。

 

 

◎世界のトップレベルのアスリートにこだわってサポートするわけを教えてください。

 

もちろん、ビジネスですから世界のひのき舞台で活躍するアスリートのウエアに、「MBK」ブランドのロゴを見たいというのはあります(笑)。

 

私自身スポーツをすることが好きですし、いろんなカテゴリーのスポーツをTVや会場に行って見ます。

幼少からも、いろんなスポーツを体験・実践してきました。

野球、水泳、陸上、バスケットボール、そして、サイクルスポーツ、実はモータースポーツの経験もあります。

しかし、私は、トップアスリートになることは出来ませんでした。

モータースポーツでは、少し実力が伴いましたが、「お金」が足りませんでした。(笑)

 

そこそこ何でもこなすのですが、一流にはなれないのです。

そこで、トップアスリートと私の違いは何なのか?

そのトップアスリートの凄さを見極めるには、トップアスリートとお近づきになり、傍でその一流を感じてみたいという私の一番の「好奇心」からきているのです。

 

私は勉強が嫌いですが、好奇心があるモノの勉強は、あまり苦にならない性分なのです。

また、

「MBK」は、フランスの老舗2輪車のブランドでありますが、ヤマハ発動機グループの一ブランドでもあります。

グループの企業理念に「感動・創造」企業 というのがあります。

 

スポーツは、国境、人種、性別、宗教、年齢等を超えて、素晴らしい「感動」をときに与えてくれます。

 

「MBK-Japan」は、サイクルビジネスはもとより、ブランドビジネスとして

その「感動」をトップアスリートと共に創造できる企業でありたいと思っています。

また、

私の「モノづくり」と「MBKブランド」をご理解のうえ、弊社の製品をご愛用頂いている「MBKファン」の皆様の期待にもお応えできればと思っています。

 

笑いを取ろうとしてると見せて
実はフォームチェックなどを真剣に

 

 

最後は、照れ笑いの幸壬さんでしたが、小平奈緒選手をはじめ、山中大地選手、宮崎麻衣選手、そして結城匡啓監督や斉川史徳コーチまで、いまとガップリよつで頑張っている皆さんの真心に触れ、またしても感動で胸が熱くなってしまったサイクルジャム編集部なのでした。

 

気になるあの人、幸壬学さんwith小平奈緒選手さん編は今回で終わりです。

 

 

取材にご協力くださった信州大学スピードスケート部出身の小平奈緒選手はもちろん、山中大地選手、宮崎麻衣選手のご活躍、心から応援しています。

そして、選手の皆さんへの取材はもちろん、写真の掲載もご快諾頂いた結城匡啓監督、斉川史徳コーチ、相澤病院様、本当にお世話になりました。

 

そして、こんな素敵な取材をセッティングしてくれた幸壬さんに、どうもありがとうございました。

 

そして次回の気になるあの人は・・・・・・・ナントこちらもオリンピックメダリスト!!

ロンドンオリンピック銅メダリスト“サイモン・ヴァン・ヴェルトホーヴェン”さんです!!

サイモンさんとの出会い紹介ブログはコチラから

どうぞお楽しみに♪♪

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【取材MEMO】

小平 奈緒(こだいら なお 1986年5月26日生まれ )選手/ スピードスケート

長野県茅野市出身。バンクーバーオリンピック女子団体パシュート 銀メダリスト。

身長164.7cm。信州大学教育学部卒業。相澤病院所属。

 


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