怪我・故障ケア/『PEP NAGOYA』ハイトーン療法とは?
キナン中西選手篇②

前回に続き、PEP NAGOYAさんでの中西選手(キナンサイクリングチーム)のコンディショニングトレーニングの模様をお伝えします!

第1回目の記事はこちらから

 

さて、いよいよ施術スタートです。

 横になった状態で約30分間施術

山田トレーニングディレクター(以下、TD)  それでは、まずドイツで開発されたハイトーン治療器『ハイチャージNEO(ネオ)』による、全身のコンディショニングから始めましょう。

 

ハイトーンとは聞きなれない治療器ですが、具体的に何をするんですか?

 

電気治療(低周波治療)というと、ビリビリとかピクピクいう刺激を想像されると思いますが、「ハイチャージNEO」を使ったハイトーン療法の全身調整では、そういう刺激はほとんどありません。一般の低周波治療器の働きかけは、体の表面というか、浅い部分に留まります。対してハイチャージNEOの全身通電は体の奥深くまで働きかけることができます。また、ハイチャージの一番の特徴であるハイトーン治療では、体の細胞の活性化を行います。

 

細胞の活性化というと難しそうですが、どういう方法で?

 

山田TD 電気によって細胞を活性化すると言うと、なんとなく怪しく感じるかもしれませんね。

 

すみません、顔が???になっていましたか?

 

山田TD ちょっと(笑)。でも、むしろ疑問や質問は大歓迎ですよ。

ハイチャージNEOの通電強度は大きいですが、特に全身通電は周波数帯が高い(4000~32000Hz)ために身体に感じにくいという特徴があります。電気をたくさん身体に蓄えられることでエネルギーがチャージされます。

このハイチャージNEOは、周波数と振幅を同時に変調させながら全身に通すことができるため、ちょっと大げさに言うと個々の細胞レベルで働きかけて、神経や筋肉に効果的に刺激を与えることができます。開発国のドイツでは、治療だけでなく、オリンピック選手のコンディショニングケアなどにも使用されている実績もあります。日本でも医療機器認証番号を取得しています。

 

医療的な効果もきちんと確認された、最新のハイトーン治療器というわけですね。

 

山田TD そうです。効果もですが、副作用についても安全性が確認されています。特にアスリートの方は体が資本ですから、効果に加えて安全性にも細心の注意を払っています。

 

説明しながらも、手際よく施術の準備を進められる山田TD。

 

山田TD 中西選手は今日が初めてのコンディショニングなので、スタンダードな全身調整から行ないます。全身に通電するため、電解液を塗った上でパッドを首の後ろと両手首、両足首に着けさせていただきます。

 

そしてパッドの準備が整い、いよいよ通電スタート。

山田TD 中西選手、低い電圧からスタートしますので、体のどの箇所でもいいですから、少し電気的な刺激を感じるようになったら言って下さい。

電気的な刺激に対する感じ方は個人差が大きいとのこと。中西選手の場合も、少しずつ電圧を変えながら、適当なポイントを探っていきます。

装着したパットの部位のいずれかがわずかに感じる程度というところで約30分間ハイトーン治療を行うことになりました。

 

「どんな感じがしますか?」と、サイクルジャムも中西選手にお尋ねしてみると

 

中西選手  痛みとか、不快な感じはしません。ただ、低周波治療器とか、あれのすごい弱い感じで少し痺れる感じがします。それが、時々、弱くなったり、ちょっと強くなったりという感じです。

※ハイトーン療法の全身通電は基本的に電気刺激を感じてはいけません。時折わずかに感じることはあります。

 

山田TD 30分の間に、通電強度と周波数が適宜変わるようにプログラムされているので、多少の変化はあります。感覚閾値以下に設定しているので、刺激が強すぎることはないと思いますが、万が一、気になる症状や不安なことがあったら遠慮なくおっしゃってください。

 

中西選手 いえ、多分大丈夫です。なんとなくリラックスできる感じがします。

 

山田TDによると、コンディショニング中に眠ってしまう方も多いそうです。

 

最初に基準となる値を決めた後は、最適化されたプログラムにそって施術できるとのことだったので、ちょっと手の空いた山田TDにさらに追加で質問させて頂きました。

 

いま中西選手が受けているハイトーン治療では、どんな効果が期待できますか。

山田TD 先ほどもちょっと言いましたが、ハイチャージNEOを使用したハイトーン治療では、主に全身の細胞を電気的な刺激によって活性化させ、基礎代謝を高め、疲れた体のケアや自然治癒力の向上などを引き出そうとするものです。

 

効果はすぐ実感できるものですか?

山田TD 感じ方は人によって様々です。受けた直後から「スッキリした」とおっしゃる方もいれば、正直、「良く分からない」とおっしゃる方もいます。ただ、何回か継続していただくうち、「以前より疲れにくくなった。怪我しにくく、また、痛みも出にくくなった」というお声はよく頂いています。

 

入り口に中日ドラゴンズなど、野球選手の色紙などもありましたが、皆さんここで施術を受けられているのですか?

山田TD はい。あの色紙には宣伝という意味もありますが、どちらかというと、後から施術を受けられる方の安心材料として飾らせて頂いているんです。いくら理学療法士やNATA-ATC 全米公認アスレチックトレーナーの資格を持っていると言っても、初めて会う人間に大切なご自分の体を預けるのは、どこか不安があると思います。そんな時、(分野は違えど)プロのアスリートが数多く受けていると知ることは、大きな安心材料になるとお聞きしたものですから。

特に、中西選手もこの後、微弱電流治療器『アキュスコープ』『エレサス』を用いた、故障や不調箇所のコンディショニングを受けて頂きますが、痛みの緩和とともに姿勢やトレーニングにおける注意点などのアドバイスもさせて頂くため、初対面の時からコンディショニングトレーナーとして私を信頼して頂くことが重要な意味を持っているのです。

 

確かに、信頼感がないと、せっかくのアドバイスとかも実行しなくなってしまいそうですね。

山田TD そうなんです。怪我故障原因の中には、日頃の姿勢や生活習慣、トレーニン方法に起因するものもあります。根本から対策を立てるお手伝いをするのが、PEP NAGOYAがご提案するコンディショニングトレーニングです。

 

と、ちょうどここで施術の終わりを告げるブザーの音が。

施術後の中西選手に早速感想を聞いてみました。

 

後半、気持ち良さそうに目を閉じていらっしゃいましたが、眠っていらした?

 

中西選手 いえ。初めての体験だったので、目を閉じて体の状態を感じていました。

 

どんな感じでしたか?

 

中西選手 そうですね。施術中は特に違和感もなく、ただ確かに電気が体を通っているような感じはしていました。終わってみて、なんとなくなんですが、来た時より体が軽くなった気がします。元気になったといえば、元気になったかも(笑)。

 

山田TD サイクルジャムさん、そんなに劇的に変化したら、むしろ危ないですよ(笑)。

といいつつ、いまいち物足りなげなサイクルジャムに気をつかってくださったのか

「論より証拠ですから試しませんか?」と、山田TD。

なんと、中西選手が次の微弱電流治療を受ける間、編集スタッフBもハイトーン療法を体験させて頂きました。しかも、スタッフBは慢性的に膝が痛いということで、全身のリフレッシュに加え、膝にもパッドをつけて痛みの緩和ケアも同時に行うことに。

ハイトーン治療器では、故障箇所や故障理由・時期、痛みの種類などによって、全身リフレッシュと同時に痛みの緩和ケアを行うこともできるそうで、時間のない方など、同時に施術することもあるそうです。

全身リフレッシュと痛みのケアを同時に行うことも可能。その場合も時間は約30分

 

では以下、そのスタッフBの感想です。

「全身のリフレッシュでは、私は腕がちょっとピリピリし、時々足首も軽くピリピリ来ました。あと、やっているうちになんとなく体が温まったような、中西選手もおっしゃっていましたが、リラックス感がありました。膝の慢性痛部分については、普通の低周波治療器よりさらに弱い電流が、強弱をつけながら流れている感じ。痛みや不快感はなく、これで痛みが解消して効果が持続するなら、一般的な治療機器より刺激もなくていいと思います」とのこと。

さらに「なんだかトイレに行きたくなりました」というスタッフBに、笑いながら「新陳代謝は活発になりますが、そんなに早く効果が出ることは考えにくいですよ」と言う山田TD。

ところが、トイレから帰ったスタッフB「鏡を見たら、朝より顔の輪郭がシャープになったような。今日、ちょっとまぶたが重たかったんですが、今は目がスッキリしています」と、驚いたように報告してきました。よく見ると確かに気持ち目が大きくなったような、、、

 

“その気になりやすい”というスタッフBの性格も影響していると思いますが、女性の中には新陳代謝の活発化によるダイエット効果を期待して通われる方もいらっしゃるそうで、ハイトーン治療の効果、あながち思い込みではない変化も確かにあると感じたサイクルジャムなのでした。

 

 

今回の記事はここまでです。次回は、故障箇所のコンディショニングの模様をご紹介いたします~。

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【取材MEMO】

山田幸一トレーニングディレクター  資格&活動

●理学療法士
●NATA-ATC 全米公認アスレチックトレーナー
●NSCA-CSCS 全米公認ストレングス&コンディショニングスペシャリスト

<現在 行っていること>
【アスリートケア研究会メンバー】
高校野球甲子園大会メディカルサポート
【京都医科学サポートメンバー】
高校野球京都大会メディカルサポート、 野球検診、
女子ラグビー関西練習会帯同トレーナー

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