プロ選手等身大/アイサン 長い登りはお任せ !中根 英登選手篇

「海外遠征ってカッコいい」と憧れて入った世界。

実際の遠征で「マジ?」と驚くことが多くても、

「長い登りは(も)お任せ」精神で、ひたすら乗り越えます!

 中根 英登 (ナカネ ヒデト)

生年月日/1990年5月2日

出身地/愛知県

脚質/クライマー (オールラウンダ―)

 

プロを目指すようになったキッカケは?

実は自転車よりサッカーが好きで、高校まではサッカーに熱中。自転車は父(現、アイサンレーシングチーム中根賢治スーパーバイザー)の影響もあり、大学入学後に本格的にロードレースに取り組むようになりました。

また、在学中にTeam NIPPOに所属させていただき、ベルギーなど海外でのレースも体験。

サッカーをやっていた頃「プロとして海外遠征できたらカッコイイな」という憧れがあったのですが、「このまま自転車をやっていれば、海外遠征できるじゃん」とハタと気が付き、大学卒業を機にアイサンレーシングチームへ移籍しました。

 

海外でのレースはいかがでしたか?

最初の本格的な海外は、Team NIPPO時代です。イタリア行きのチャンスをいただき、急遽イタリア語も学んで出かけました。とはいえ、現地通訳といったサボートもなく、いきなり向こうで生活を始めたので、当初は日々の生活も結構大変でした。ただ、住まいはチームメイトと現地の一軒家を借りルームシェアをしていたので、一人で心細いというようなことはありませんでした。

そのイタリアの下宿を起点に、NIPPOの監督から届く「次は◯◯◯レースに参加」といった指示に従い、イタリア国内だけでなくベルギーなど国境を越えヨーロッパ各国へ。自分達で交通手段を調べ、とにかく自力で現地までたどり着くというパターンだったので、いろんな意味で鍛えられました(笑)。

 

レースそのものはいかがでしたか?

さすが本場!  とにかく選手一人一人のスピードが速い。しかも、急な下り坂や狭い路地のある市街地など、日本では選ばないだろうと思うような、厳しいコース取りも多く、そこを猛スピードで走るので、いつ事故に遭ってもおかしくない緊張感がありました。

また、ベルギーでは凍死するかと本気で思うくらい寒い雨のレースを体験し、これは結構強烈に覚えています(笑)。

 

そうした厳しい環境を体験したことは、その後のレースに役立っていますか?

アイサンはご存知のように、アジアツアーに力を入れています。

このアジアツアーのコースには凹凸や狭い道幅など、ライダー泣かせの難所が満載。それに比べたら、ツアーオブジャパンの道路事情は、すごくいいと思います。話がちょっとそれましたが、道路状況が過酷なアジアツアーを走る上で、ヨーロッパでの体験はすごく役に立っていると思います。

また、世界レベルの走りを体験したことは、レース展開を読んだり、駆け引きにも役立つと感じています。

 

ブラジルで行われたプレオリンピックにも参加されていましたよね?

はい。まずは移動に30時間。飛行機だけでも24時間かかりましたから、そこからもう大変でした(笑)。しかも、現地は路面が荒れていて、ロードレースをするには危険な箇所も少なくありませんでした。現地のオペレーションもプレオリンピックということで、慣れていなかったからだと思いますが、なんとチームカーが来なかったりといった、ちょっと考えられないトラブルも。

さらに、日本領事館の方から、現地ではホテル内でできるだけ過ごし、不要の外出は控えるようにとういうアドバイスも。オリンピック観戦に行こうと考えている方もいらっしゃると思いますが、ぜひ、安全にも注意して・・・と、ちょっと心配になったりもしました。

 

そういえば、中根さんもですが、皆さん首にかけているネックレスは?

これは『SEV SPORT(セブスポーツ)』という

スポンサーからのサポート品です。

機能性ネックレスと言えばいいのかな。

トップの部分がSEVと名付けられた、

天然鉱石と金属を組み合わせて作ったという

オリジナルの特許素材でできているそうです。

 

効果はありますか?

数値化されたデータではないので、あくまで個人の感想レベルですが、個人的には移動の時の疲労感とかが、これをつけていると低減されると感じています。皆んな着けているのですが、効果の感じ方はそれぞれ違います。

 

ちょっと質問が自転車から外れちゃいましたね。すみません。

中根さんはクライマータイプと聞いていますが、どんなタイプの登りが得意ですか?

勾配のキツイ、長い登りを得意としています。

アップダウンの多いコースが得意な伊藤さんとは、ちょっと違うタイプかな。

山岳賞やスプリント勝負、登りでスプリント勝負をかけたりするのも得意な方だと思います。

 ツールド熊野(2015年5月開催)で個人総合山岳賞1位に輝いた中根選手

 最後に、レース中、観戦者から掛けてもらうとうれしい言葉を教えてください

それは、やっぱり「ナカネ」とか「ヒデト」とか「アイサン」とか「ガンバレ」とか、応援の言葉を掛けていただけるのが一番うれしいです。

シマノ国際ロードレース

ちなみに、登りは平地より速度がゆっくりなので、選手一人一人を観戦するのにもいいと思います。走っていてもどの人が声を掛けてくださったのかは、不思議と勘で分かります。

特に苦しい場面では、声援が背中を押してくれるというのは本当なので、ぜひ、皆さん、これからも応援よろしくお願いいたします!

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中根さん、取材ご協力どうもありがとうございました。愛三工業レーシングチームの皆さんのお話は、今回の中根さんで一巡です。

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日本人選手だけのチームとして、日本のUCIポイント獲得も目標に頑張っている愛三工業レーシングチームの応援、皆さん、宜しくお願いします~!

 

  

  


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