ツール・ド・ロンボク第3ステージ
キナンサイクリングチームレポート

ツール・ド・ロンボク第3ステージは、第1ステージのゴール地点クタビーチから、ロンボク島を縦断して北部の山岳地帯にあるセンバルンまでの134㎞。残り30㎞付近から始まる登りでは、3級山岳1つと、標高1557mの超級山岳が連続する。総合優勝争いをする上では重要なステージであり、ツール・ド・ロンボクのクイーンステージとなる。

スタートサインで登壇したKINAN Cycling Team

 

第2ステージレポートはコチラから

 

リアルスタート直後からアタック合戦が繰り広げられ、キナンサイクリングチームも波状攻撃をしかける。しかし、チーム右京がことごとくチェックに入り、時にはリーダージャージのネイサン・アール選手自ら反応する。

3賞ジャージを先頭にスタート

 

 

リアルスタート前のパレード中、再前方に位置取る中島康晴

 

 

 

14㎞地点に設定された最初のスプリントポイントを越えてもアタック合戦は続き、スタートから1時間が経過しようかという頃、ようやく7人の逃げが容認される。チーム右京のコントロールによりメイン集団はサイクリングペースで落ち着き、逃げ集団とメイン集団との差は最大7分まで開く。終盤の登り区間を見据えて、レース中盤までは7人の逃げ集団とメイン集団という構図が維持される。

残り30㎞を切り、コースが平坦基調から登り基調に移り始めると、逃げ集団が分裂。メイン集団の追走も開始され、次々に逃げ集団にいた選手を吸収していく。その中から、アール選手、ベンジャミン・プラデス選手のチーム右京勢と、ダヴィデ・レベリン選手(クウェイト・カチューショES)、ジャイ・クロフォード、トマ・ルバ、マルコス・ガルシアらが先行。ここに混じっていた伏兵・Victor PEREZ MUNOZ(Team Saqura Cycling)が単独で抜け出し、ステージ優勝した。2位にプラデス選手、3位にアール選手が続き、キナンサイクリングチームはルバの5位が最高位に終わった。

第3ステージ優勝 Victor PEREZ MUNOZ(Team Saqura Cycling)

 

 

スプリントジャージのベンジャミン・プラデスが2位、リーダージャージのネイサン・アール3位と続く

 

 

最終日の第4ステージはマタラムの周回コースでのレース。平坦なコースのため、個人総合順位はほぼ動かないと思われるが、キナンサイクリングチームはステージ優勝を目指して臨む。

 

選手コメント

ジャイ・クロフォード
ツール・ド・フィリピンも、ツール・ドとちぎも、今年これまでのレースには無かった厳しい登りだった。チーム右京に置いて行かれないようにしたかったけれど、彼らは強かった。こういうレースではコンディションが良くないと戦えない。フィリピンの時よりも体重が少し増えてしまっているから、ツアー・オブ・ジャパンに向けてビールは控えないといけないね。

集団前方で動きを警戒するジャイ・クロフォード

 

 

 

トマ・ルバ
ハードだった。総合優勝争いのために何か出来るのは今日がラストチャンスだった。だからチーム全体で攻撃していったけれど、良い結果にはならなかったので残念だ。登りに入ったあたりからレベリン選手やマルコス、自分がアタックしていったけれど、山頂を前に遅れてしまった。最終日はフラットなコースでどのチームもスプリントを狙ってくるだろうけど、逃げをうっていきたい。何が起きるかわからないからね。

トマ・ルバを先頭にメイン集団内でレースを進めるKINAN Cycling Team

 

 

中島康晴
チームとしてはマルコスを逃げに乗せられるように動いていて、総合に関係ないから逃がしてくれる事を期待したのですが、チーム右京のチェックが厳しくて思い通りになりませんでした。自分も総合に関係ないので、序盤から力を使って動いたのですが。でも良いトライだったと思っています。インドネシアのレースは何が起こるかわからないので、明日も1日何が起きるかわかりません。しっかり走って、ツアー・オブ・ジャパンに繋げていきたいです。

中島康晴が集団からの飛び出しを図る

 

 

第3ステージ 結果
1位 Victor PEREZ MUNOZ(Team Saqura Cycling) 3時間50分25秒
2位 ベンジャミン・プラデス(スペイン、チーム右京) +6秒
3位 ネイサン・アール(オーストラリア、チーム右京)
4位 ダヴィデ・レベリン(イタリア、クウェイト・カチューショES) +44秒
5位 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) +50秒
6位 リカルド・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) +2分45秒
7位 ジャイ・クロフォード(オーストラリア、KINAN Cycling Team) +2分45秒
9位 マルコス・ガルシア(スペイン、 KINAN Cycling Team) +2分55秒
57位 中島康晴(KINAN Cycling Team) +21分44秒

個人総合順位
1位 ネイサン・アール(オーストラリア、チーム右京) 10時間6分2秒
2位 ベンジャミン・プラデス(スペイン、チーム右京) +1分36秒
3位 ダヴィデ・レベリン(イタリア、クウェイト・カチューショES) +2分26秒
4位 ジャイ・クロフォード(オーストラリア、KINAN Cycling Team) +5分1秒
5位 リカルド・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) +5分13秒
6位 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) +5分39秒
19位 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team)  +23分58秒
58位 中島康晴(KINAN Cycling Team) +48分0秒

チーム総合順位
1位 KINAN Cycling Team 21時間34分7秒
2位 チーム右京 +14分59秒
3位 クウェイト・カチューショES +18分1秒

 

<写真紹介>

給油して戻ってきたチームカーには、何やらお飾りが付けられてきた。

 

総合優勝争い上重要なステージだけに、何度もコースの確認をする。

 

今日も朝から暑いレース。補給用のボトルはしっかり冷やしておく。

 

補給地点について、現地ガイドのリーシャさんと森川マッサーが確認。

 

スタート前のセレモニー中、楽団の中を通ってスタートサインに行くトマ・ルバ

 

スタート前にアスリチューンを飲むジャイ・クロフォード

 

スタート前、テントの下で待機するKINAN Cycling Team。奥には青い海が広がる。

 

人数を減らしているチームもある中、今日も5人のスタートサインが揃う。

 

 

スタートを待つジャイ・クロフォードとトマ・ルバ

 

マルコス・ガルシアは、同郷の選手とおしゃべり。

 

スタート直後のトラブルに対応するためにスペアホイールを持って準備する横井メカ

 

レース序盤、集団前方の動きをチェックするリカルド・ガルシア

 

レース序盤、逃げに乗ろうと動くマルコス・ガルシアに、チーム右京のチェックが入る。

 

レース序盤、アーチ橋を抜けていくトマ・ルバ。後ろにはチーム右京が続く。

 

レース序盤、集団中ほどで続くマルコス・ガルシアとリカルド・ガルシア

 

レース序盤、ジャイ・クロフォードは集団中ほどでレースを静観

 

 

リカルド・ガルシアの飛び出しに、リーダージャージのネイサン・アール選手自らチェックに入る。

 

中島康晴も序盤のアタック合戦に加わる。

 

逃げが容認されて落ち着いた集団の中ほどに位置取るトマ・ルバ、リカルド・ガルシア、ジャイ・クロフォード

 

地元の子供達が応援を受けてレースは進行

 

レース中盤、KINAN Cycling Teamは集団中ほどに位置取る。

 

 

 

補給のボトルを受け取りにチームカーまで下がった中島康晴が、石田監督から指示を受ける。

 

チーム右京を先頭に行くメイン集団

 

 

イスラム教を信仰するインドネシア。コース沿いには至る所にモスクがある。

トマ・ルバの5位がKINAN Cycling Teamの最高位。

 

リカルド・ガルシアが6位、ジャイ・クロフォードが7位

 

マルコス・ガルシアは9位

 

 

登り口まで仕事をこなした中島康晴は57位

 

 

 

text&photo:Satoru Kato

 

 

第4ステージレポートはコチラから

 

 

 

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