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連載コラム

連載 自転車徒然草

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第10回「自転車用バッグを使い分ける」

ロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイクなどのスポーツサイクルには、一般的にカゴやキャリア(荷台)がついていないものが多い。手ぶらで走ることができれば身軽でいいのだが、自転車通勤をするとなるとそうもいかない。また、週末にロングライドを楽しむのに、何も持たずに出かけると、もしものトラブルの時が心配だ。そこで、自転車に乗る際にはバッグが必要になってくるわけだが、みなさんはどのようなバッグを使っているだろうか。


自転車通勤に「メッセンジャーバッグ」

自転車用のバッグとして一般的なものに「メッセンジャーバッグ」や「バックパック」などがある。僕の場合は、走る目的によって、これらのバッグを使い分けている。
僕が通勤ライドに使用しているのは、「メッセンジャーバッグ」である。片方の肩からたすき掛けにして背負うメッセンジャーバッグは、自転車便のライダー(メッセンジャー)たちの多くが愛用している。これは、荷物の出し入れが多いメッセンジャーにとって、バッグ本体をサッと背中から前に回せば簡単に中身を出し入れできて都合がいいから。バックパックのように、いちいちバッグを背中から下ろさなくても済むというわけだ。
例えばコンビニなどで不意な買い物をしても、バッグから財布を簡単に取り出せるし、買った物をそのままバッグに放り込める。この荷物の出し入れのしやすさは、やはり便利だ。

【写真】

【写真左】メッセンジャーバッグ 【写真右】バックパック
あなたはメッセンジャーバッグ派、それともバックパック派!?

荷物の出し入れもさほどなく、家と会社の往復だけなら、バッグパックの方が背中へのフィット感もよく運転しやすいので便利かもしれない。でも、自転車に乗っている時だけでなく、自転車を降りた後も背負っていられるファッション性もメッセンジャーバッグの魅力。普段使いにも有りなデザイン性と、自転車用バッグとしての機能性を兼ね備えたところが、やはり僕がメッセンジャーバッグを愛用している理由かな。


愛用の通勤バッグあれこれ

5年前、僕がロードバイクを買った時に、自転車用バッグとして購入したのが、スイスにあるバッグのブランド「FREITAG(フライターグ)」のメッセンジャーバッグだった。このバッグは、防水性抜群のPVCコート加工されたトラックの幌をバッグの本体生地に。廃車となった自動車のシートベルトをそのままストラップに。そして自転車の使用済みタイヤチューブをバッグのフタ部分の縁取りにと、リサイクル素材を使って作られている。企業名やロゴなどが入ったトラックの幌は色や柄もさまざま。どこを裁断してどう使うか、もちろん幌の汚れやキズもデザインの一部となって、ひとつひとつオリジナルのバッグとして生まれ変わる。しかも、同じ幌から生まれたバッグが、世界中の誰かしらの背中に乗って、自転車とともに走っているかもしれないと想像すると楽しくなる。

【写真】

「FREITAG(フライターグ)」のメッセンジャーバッグ「サーフサイド6」

【写真】

「SAGLiFE(サグライフ)」のメッセンジャーバッグ

現在使っているバッグは、スノーボード、サーフ、スケートボード、ピストなどをメインとした日本のバッグブランド「SAGLiFE(サグライフ)」のメッセンジャーバッグ。シンプルなデザインと、バッグ底部のロゴが印象的で、自転車雑誌で紹介されているのを見て、ひと目惚れ。ここ2年ほど、通勤にはなくてはならないバッグとして日々酷使している。


メッセンジャーバッグは背中で担ぐ

肩からたすき掛けにしたメッセンジャーバッグを、ショルダーバッグのように腰のあたりにぶら下げていると、自転車に乗った時にバッグが身体の横や前に回り込んでだりして運転しにくくなる。そこで、ショルダーストラップを肩から脇の下に巻き付けるようにきちんと締めて、腰あたりにあったバッグを背中の上部に乗っかるようにする。メッセンジャーバッグは、腰ではなく、背中全体で背負うようにするとバッグも安定する。

【写真】

メッセンジャーバッグは、ストラップをグイッと締めて、背中に乗せて背負うのがコツ

【写真】

デオドラントペーパーや手ぬぐいとともに常備しているウェットティッシュは、
チェーン外れを修理した際、手の汚れを拭くのに便利

ただ、メッセンジャーバッグを背中にぴったりフィットさせると、夏場は汗でじっとり。バックパックより背中にふれる面積は少ないものの、自転車で走るうちに、夏でなくても背中は蒸れてくる。そこで着替えなどと一緒に、僕がいつもバッグの中に忍ばせているのが、制汗・消臭のためのボディペーパーやデオドラントウォーター。汗がひかない時に使うとスッキリとする。
汗を拭くのも、タオルは汗で湿ったままになりやすいので、乾きの早い手ぬぐいを活用。手ぬぐいだと、ジャブジャブと水洗いして干しておけばすぐに乾くし、タオルよりも衛生的に使える。また、日焼け予防のために首に巻いたとしても、タオルを巻くよりはオシャレっぽく使えるのもオススメなところである。

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