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連載コラム

連載 自転車徒然草

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第12回「はじめてのローラー台」

ローラー台に自転車をセット

買ったばかりのローラー台を、さっそく使ってみることにした。 まず、自転車の後輪をローラー台専用ホイールにつけ替える。クイックリリースはローラー台に付属の専用のものを使うみたいなので、ホイールと一緒にクイックリリースも交換。 自転車の脱着は、クイック式のハブクランプ機構によって、レバー操作のみで素早く簡単に!ストレスなくおこなえるのがうれしい。後輪を持ち上げて、ハブ軸を挟み込んでローラー台に固定装着すると、自転車は前下がりの状態になる。そこで、フロントタイヤの下に、付属のマグライザー3という台を置いて、自転車と床を水平にキープ。あとは、ローラーとタイヤの当たりを調整したら、準備は完了だ。

クイックレバーで後輪ハブ軸を固定して、自転車を簡単装着

タイヤとローラーの接地具合を調整することで騒音も低減できる

CATEYEのサイコンをシートステーに簡易結束。速度と走行距離を計測する

準備を進めるうちに、ひとつの問題が…。現在使っているPolarのサイクルコンピューターは、フロントフォークに速度を計るスピードセンサーをつけている。ということは、前輪を動かすことのない「後輪固定型ローラー台」では、速度や走行距離の計測ができない。
心拍数とケイデンス、消費カロリー、走行時間などは問題なく計測できるので、トレーニング自体に支障はないのだが、せっかくだからどれだけ走ったか速度や走行距離もチェックしたい。でも、フロントフォークについているスピードセンサーを、リア(シートステー)につけ替えれば、センサーとサイコン本体との距離が離れすぎて電波が届かなくなる。結局、計測できないのだ。
そこで、今は使っていないCATEYEのサイコンを押し入れから引っぱり出してきて、とりあえずこいつを装着することにした。スピードセンサーをシートステーに、そしてサイコン本体をサイクルジャージの背面ポケットにでも入れておけば、なんとか速度や走行距離も計測できる。ただ、計測データをリアルタイムで見れないとなると、あまり意味がないような気もするが…まぁ、いいか。



いよいよローラー台に初乗り!

ローラー台にはじめて乗ってみた。実走感とか、負荷とか、騒音とか、実際どうなのか…。 これがやはり実走している感じとは微妙に違って、常にローラーの負荷が足にかかているような気がするのだ。ある程度の力でペダルをまわし続けると、回転も安定してペダリングもなめらかになる。しかし、足を止めてゆっくりと回し出すと、負荷がダイレクトに伝わってくる。

ハンドルバーにセットしたリモコンで負荷調整

負荷調整はリモコン式の7段階で、手元の操作で簡単に負荷の調整ができる。負荷を最大にするとかなり重く感じる。高負荷をかけて走っては休むことを繰り返すインターバルトレーニングで、筋力アップということも可能だろう。また、一定の心拍数でLSDトレーニングするなど、心肺機能をアップさせるのにも活躍しそうだ。

ローラー台による室内トレーニングは、屋外での実走トレーニングの代わりというよりは別ものと考えるのがいいかもしれない。例えば、実走だと信号で止まらなければいけないが、ローラー台だと信号を気にしなくてもいいので心拍数のコントロールもラクである。心拍数を意識したLSDトレーニングも効果的にできるだろう。そして、体内に取り込める酸素量が増えれば、心拍数は下がっていき、より高い負荷の運動にも耐えられる心肺機能が作られるようになるはず。つまり自分の運動限界値も広がるのだ。
また、鏡を置いて自分の姿をチェックしながら走れば、フォームの改善やペダリングの向上なども集中して取り組める。実走とは違い、ローラー台にはローラー台でしかできないことがいろいろあるようだ。

さて、一番心配していた振動と騒音はというと…、ペダルを回すほどに低音でブーンという独特の音が響く。これが階下の住人の迷惑になっていないか、ちょっと気になるところだが…。ただ、洗濯機をまわしているのと同じくらいの振動と騒音のような気がするので、大丈夫なんじゃないかなと思うのだけど…。ただ、夜には使えないのだけは確かである。



屋内トレーニングを楽しむ工夫を

ローラー台の負荷を最弱にしてペダルをまわす。10分ほどこぎ続けた頃から、汗が噴き出てきた。ローラー台での室内トレーニングは、路上走行と違い身体に風が当たらないので、かなりの汗をかくことになる。そこで、ぜひ用意したいのが、滴る汗をとるタオルとサーキュレーター(扇風機)。自転車の前に置いて風を送ると、発汗や体温上昇の軽減に役立つ。
また、ローラー台でどんなにペダルをまわしても風景は変わらない。長時間の室内トレーニングには、退屈しのぎに音楽を聴きながら、あるいはロードレースのDVDでも観ながら気分を盛り上げるのもいいかもしれない。

汗対策にサーキュレーター(扇風機)も用意したい

寒い冬もローラー台でのトレーニングを続けていれば、きっと春頃には何かしら成果が出ているに違いない。いや、出ているのかもしれない。いや、いや、出ているといいな…。

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