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連載コラム

連載 自転車徒然草

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第20回「夏だ!うなぎだ!! 浜名湖ぐるり1周サイクリング」

今年の夏、土用の丑の日は7月21日(木)と8月2日(火)の2回あった。土用の丑の日といえば、「うなぎ」である。連日のとろけるような暑さを乗り切るためにも、久しぶりにうなぎを食べたい。ということで、静岡県の浜名湖まで美味しいうなぎを食べに行ってきた。

浜名湖は、遠州灘に接していて、海水と淡水が入り混じっている汽水湖。うなぎの稚魚が多く捕れることから、うなぎの養殖業が発展。100年以上の歴史を持つうなぎの養殖発祥の地である。この浜名湖周辺には、うなぎ料理の専門店が数多くある。
うなぎ料理は、背開きで蒸してから焼く「関東風」と、腹開きで蒸さずに地焼きする「関西風」がある。浜名湖のうなぎ料理は、「関東風」と「関西風」が混在する、全国で珍しい地域だ。というのも「関東風」と「関西風」の境目は、浜名湖辺りだといわれているらしい。名古屋に住む僕が食べるうなぎは、香ばしく焼き目がついた「関西風」が多い。そこで今回はいつもと違う、蒸しが入ってふんわり柔らかい「関東風」のうなぎを食べてみようと思った。

名古屋からわざわざ浜名湖まで、うなぎを食べに行こうと思ったのは、実はうなぎだけが目当てではない。浜名湖の東岸(弁天島から三ヶ日まで)には片道48kmの「浜名湖周遊自転車道」が整備されている。三ヶ日からさらに浜名湖西岸の一般道を走れば、ぐるりと浜名湖を1周できるというわけだ。1周約80km、浜名湖の湖畔でゆっくり自転車を走らせて、うなぎでスタミナ補給というのも魅力的。そこで、夏の暑さには負けてはいられない!いざサイクリングと思ったのだ。



浜名湖を眺めながら自転車道を快走!

丑の日(二の丑)には3日ほど早い7月30日(土)の早朝7時30分、自転車をクルマに積み込んで名古屋を出発。めざすは、浜名湖の東岸にある「浜名湖ガーデンパーク」だ。
浜名湖ガーデンパークは、2004年に開催された「浜名湖花博」の会場跡地に整備された記念公園である。朝8時30分から開園し、駐車場も無料で利用できるので、ここを起点にサイクリングを楽しむことにした。


浜名湖ガーデンパーク

名古屋を出て1時間30〜40分ほどで浜名湖ガーデンパークに到着。駐車場には、すでに自転車を組み立てているサイクリストがいた。僕もさっそく自転車を降ろして、仕度を整える。 9時30分、いよいよ浜名湖1周サイクリングをスタート!浜名湖ガーデンパークを出て、しばらく浜名湖に沿って県道323号線を走る。するとバチン!と、突然こめかみに蝉がぶつかってきたのには驚かされた。


自転車道は、車道とは完全分離で走りやすい

「浜名湖周遊自転車道」の案内標識が現れたところで、県道323号線を離れて自転車道へ。
夏らしい青空に、浜名湖の穏やかな湖面の青が清々しい。自転車道のすぐ横に浜名湖、景色は抜群だ。朝の日差しは、まださほど強くはないし、軽快に自転車を走らせることができる。
途中、レンタサイクルらしき自転車に乗っている親子連れを何組か見かけた。浜名湖周遊自転車道には、7ヵ所のレンタサイクルターミナルが設置されている。(レンタサイクル:大人1日500円、小学生以下1日300円)それぞれのターミナルで乗り捨てもできるので気軽に利用できるようだ。


浜名湖東岸の自転車道、奥に見えるのが舘山寺温泉


キレイな砂浜と遠浅の「舘山寺サンビーチ」。
遊泳はもちろんウィンドサーフィンも楽しめる

湖畔沿いの自転車道をしばらく走ると、舘山寺温泉の海水浴場「舘山寺サンビーチ」に出た。まだ人数は少ないビーチ沿いを、さらにすすむと正面に赤い「しぶき橋」が現れた。ここを右に折れ、温泉街を抜けて、大きな観覧車が見える方へと自転車を走らせる。するとジェットコースターに乗る人たちの叫び声が聞こえてきた。遊園地「浜名湖パルパル」である。


さらに遊園地横の県道320号線沿いを走る。浜名湖遊覧船の船着き場を越えて、動物園前から道は少し登り坂になってきた。東名高速道路のガード下をくぐり、ゆるやかな坂を上っていく。辺りは、みかん狩りやいちご狩りなどが楽しめる観光農園のようだ。やがて坂を越えると、再び浜名湖に出た。ここは浜名湖の北東部に位置する奥浜名湖。1台のクロスバイクが先を走っていたので追走し、見知らぬサイクリストと奥浜名湖沿いを走ることになった。
小学校の手前で、クロスバイクが県道320号線を離れて左折。僕も後を追って左折すると、道は自転車道になった。クロスバイクを追いかけていなかったら、自転車道への入り口に気づかず、通り過ぎていたことだろう。

しばらく湖を眺めながら自転車道を走ると、奥浜名湖に流れ込む都田川の河口部に細江大橋が見えてきた。クロスバイクは、この橋を渡って対岸へ。僕は細江大橋を越えて、都田川沿いをさらにさかのぼり「みをつくし橋」をめざした。



細江大橋から、約1kmほど川沿いの道を走ると赤い「みをつくし橋」がある。川沿いの道には鮮やかな花を付けた草花が心を和ませてくれた。


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