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連載コラム

連載 自転車徒然草

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第21回「タイヤ交換で、走りをチューンナップ」

8月最後の週末8月27日(土)、夏恒例の自転車レースの祭典「第28回シマノ鈴鹿ロード」に参加してきた。全国から1万人を超えるサイクリストが集まり、真夏の鈴鹿サーキットを舞台に繰り広げられる「シマノ鈴鹿ロード」は、年齢、性別、レベルに応じたさまざまなクラスの自転車競技が用意されていて、ビギナーからベテランまでそれぞれに自転車レースを楽しめる。
僕が出場したのは「インターミディエイト」という1周約5.824kmのサーキットコースを2周するタイムトライアルレースだ。昨年は200人中91位。前回より上をめざしたいと思い、レース前の数週間は、週に2回は約1時間ほどローラー台で練習をしていた。さらにタイヤをレース前に新調するつもりだったが、仕事が立て込んでいたために、サイクルショップにタイヤを買いに行く時間がなく、結局使い古したタイヤのままレースに挑むことに…。




レース当日は、雲があるものの気温は上がり厳しい夏日となった。僕が出場する「インターミディエイト」は11時15分にスタート。ホームストレートの緩やかで長い坂を軽快に駆け上り、レースは始まった。しかし、スタート直後に次々と追い抜かれ、シケインに達した頃には、集団から置いて行かれた。早々に意気消沈。あとはマイペースで走って完走することだけを考えることにした。レース中に2度も落車を目撃する中、なんとか無事に完走できたが、結果は145位。前回の記録をずいぶんと下回った。「やはり練習不足だったかな」と思う一方で、「タイヤを新調できなかったからなぁ」と、実力をさておきタイヤのせいにしてみたり…。(苦笑)



たかがタイヤ、されどタイヤ

タイヤは常に地面に接している。ペダリングの力を地面に伝えて自転車を走らせるのはもちろん、コーナーをハイスピードで曲がったり、ブレーキをかけてちゃんと止まってくれるのも、すべてタイヤのおかげだ。つまりいいタイヤを履くことが、即走りの向上につながる。自転車のパーツ交換で、タイヤほど走りのパフォーマンスを実感できるものはないといえるだろう。

ということで、レースは終わっちゃったけど新しいタイヤに履き替えることにした。
タイヤ交換をしたのは、昨年の5月末以来。1年以上も使っていることになる。走行距離は4,000kmを越えていて、タイヤのトレッド(地面と接触する部分)もかなりすり減っていた。



前輪にはヒビ、後輪はトレッドがすり減って平らになり、キズも目立つ

新しく買ったタイヤは、いつも使っている「ミシュランプロ3レース」。転がりの軽さとグリップ力を両立し、205gという軽さながら、優れた耐久性もある。バランスの良さが特徴で、ロード用タイヤのスタンダードといわれるタイヤである。
チューブもミシュランのモノを購入。ミシュランのチューブは、バルブの長さが40mm、52mm、60mmの3種類用意されていて、リムの高さにあったものを選べるようになっている。いつも使っているのがどのサイズだったか思い出せず、今回、バルブ長が52mmのものを購入。ところがタイヤ交換をしてみると、40mmでよかったことようだ。まぁ、普通に使う分には、多少バブル長が長くても何も支障はないのだが…。


タイヤ交換のために買ったミシュランのタイヤとチューブ


タイヤをリムから外す時に使うタイヤレバー

サイクルショップでタイヤ交換をお願いすると、手早く短時間でおこなってくれるのでスムーズだ。ただ、工賃がタイヤ1本あたり1,000円〜1,500円くらいかかる。
タイヤ交換ぐらいは、パンク時の緊急時に役立つので自分でできるようになっておきたい。工賃も浮かせることができるしね。ということで、僕は自分でタイヤ交換をおこなっているのだが、やるとしても年に1回くらい。滅多にやらないものだから、手間取ることもしばしば。
さて、久しぶりのタイヤ交換、うまくいくかな。



①チューブの空気を抜く

まず、バルブキャップを外し、バルブのネジをゆるめ、ネジの頭を押してチューブの空気を抜く。

②タイヤレバーを差し込む

タイヤを指で押し、すき間を作りタイヤレバーをタイヤのふち(ビート)に引っかける。タイヤレバーを起こして、テコの原理でビートを持ち上げてリムから外す。タイヤレバーを差し込む位置は、スポークと同位置がよい。

③ 2本目のタイヤレバーを差し込む

ビートをリムから持ち上げた状態で、タイヤレバーとスポークをにぎると安定する。その状態で、最初のタイヤレバーから約20cmほど離れたところに、2本目のタイヤレバーを差し込む。レバーでタイヤを押してすき間を作り、そのすき間にレバーを差し込むと簡単だ。

④タイヤレバーでタイヤの片側を外す

片方のタイヤレバーを滑らせると、ビートがリムから外れていく。そのまま1回転してリムの外れを広げていくと、タイヤの片側がすべて外れる。

⑤チューブを引っぱり出す

指をタイヤの中に差し込んで、タイヤの中からチューブを引っぱり出す。チューブはバルブの位置以外から引き出し、最後にバルブを抜く。

⑥ホイールからタイヤを外す

チューブをタイヤから取り外したら、タイヤのもう片方のビートをリムから外し、タイヤをホイールから取り外す。これで、タイヤ、ホイール、チューブがばらばらに。

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