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連載コラム

連載 自転車徒然草

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第2回「自転車は結局どこを走るのがいい?」

スポーツサイクル人口は年々増えている

通勤の移動手段として、もう10年ほど雨の日以外は一年中ほぼ毎日自転車に乗っているわけだけど、自転車およびその周辺アイテム(バッグ、ウェア、アクセサリー類等もろもろ)は年々進化したり、どんどんカッコよくなっている。それに、乗っている人口も確実に増えている。 中でも若い女子のスポーツサイクリストを見かける頻度がどんどん高くなっている。ちょっぴりスポーティなカジュアルルックでロードバイクやクロスバイクに乗って仕事場に向っている彼女たちを見ると、本当にステキだなぁと思う。赤信号で並んだ時など「いい自転車ですね!」とか、 爽やかに声の一つも掛けたくなるけど、変なおっさんと思われるのも嫌なので、残念ながら一度も出来ずにいるが…。テレビや新聞、雑誌などでも自転車をテーマにした番組や記事特集も頻繁に目にするし、世の中の自転車のポジションは10年前より間違いなく上がっている。これはキッパリ言い切れる。

【写真】

若い女性のスポーツサイクリスト。
さっそうと自転車をこぎ走る姿はとてもステキです。

車道を走ることを知っている人は少ない

しかし、いい意味でこれだけ変化している自転車とその周辺事情なんだけど、まったくと言っていいほど変わっていないのが、「道路事情」。
私たちのようなスポーツ自転車乗りは、基本的に車道の左端を自動車と並行しながら走っている。自動車を運転している人も、自転車に乗っている人も、実はこのことを意外に知らないことが多い。道路交通法では車道を通行するものとして、自動車や原動機付自転車(スクーターなど)とともに「軽車両」が規定されている。

この「軽車両」という抽象的な規定の中には、自転車のほか、馬車、人力、荷車などが含まれるのだ。なので、自転車は原則、車道を走らないと道交法に反することになるわけ。でも、これを知らないドライバーからは、時にクラクションを鳴らされたり、幅寄せされたりという、不当で危険な扱いを受けることになる。これが本当に頭に来るし、 ヒヤッとするのだが、ドライバーにとっては、「自転車がウロチョロしやがってー!」という論理だろうから、文句を言っても通じないのだろう。もし、相手が車から降りてきて、本気で怒ってきたらクールに「道路交通法では正しいんですよ。なんなら、警察呼びますけど」と言ってやるつもりでいるけどね。

【写真】

車道の左端をちゃんと走っている。これが正しい自転車通行の場所。

そういえば以前、朝の通勤中に道路工事現場の横を通ったら(もちろん車道)、工事の警備員のおじさんに「何でこんな危ないところを走るんだ!」って、大声で言われたことがある。その時は「自転車は車道を走るのが本当なんだよー」と教えてあげたら、「え、そうなんかい!?」って、かなり驚いてた。 そもそも、自転車で巡回パトロールしている警察官たちでさえ、歩道をかなりのスピードで走り回っているわけだから、一般の人たちが「自転車=車道」を知らないのもあたり前かもしれない。これはかなり問題な状況なんだが…。

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