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連載コラム

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第32回「水分と塩分の補給がポイント!夏の熱中症対策」


立秋(8月7日)を過ぎ、暦の上ではすでに秋である。とはいっても、まだまだ残暑厳しい日々が続く、サイクリストにとっては過酷な季節である。ジリジリと肌を焼く日差しはもちろん、アスファルトの照り返しもきつい。ちょっとサイクリングに出かけるのも、昼間の一番暑い時間を避けて、朝夕の涼しい時間に狙うなど、走る時間帯も考えないといけない。


また、この季節、気をつけたいのが熱中症だ。総務省消防庁は、7月に熱中症とみられる症状で救急搬送された人の数が全国で2万1082人あったと発表した。同庁が集計を始めた2008年7月以降で歴代2位の記録だそうだ。8月になり、いっとき気温が下がった時期もあったが、近頃は再び気温が上昇、各地で真夏日が続いている。お盆の13日から19日の1週間だけでも全国で4138人が熱中症で搬送されたという。朝の早い時間から30度を超える日もあって、今年の夏は熱中症対策の必要性を強く感じた人も多いのではないだろうか。

熱中症対策として、重要なのは水分補給である。何しろ夏のライディングでは、大量の汗をかく。汗として身体から失われた水分をしっかり補う必要があるわけだ。ただ、のどが渇いてから水分を補給しても時すでに遅し。身体は水分不足になっている場合が多いのだ。そこで、のどが渇いたと感じる前に、少しずつ、こまめに水分補給をしていくことが大切になる。

夏の暑さに負けずに自転車で快適に走るためには、まず、走り出す30分くらい前から、400mlほどの水分を数回に分けてとること。そして走行中は、のどが渇いていなくても15〜30分おきに少量ずつ、なるべくこまめに水分をとることを心がけたい。一度にたくさんの水分をとっても、水は胃に溜まってしまい、なかなか吸収されない。しかも、胃の働きが低下して、途中で補給食などをとっても栄養分の消化を妨げてしまう。水分補給はこまめにが鉄則である。



水分補給に便利なサイクルボトル

多くのスポーツバイクには、フレームのダウンチューブとシートチューブにそれぞれネジ穴が空いていて、2つのボトルケージを取り付けることができる。このボトルケージに、サイクルボトルをセットして、サイクリングに出かけるという人も多いと思う。

水分補給のため水筒やペットボトルをリュックなどに入れて携行。信号待ちで止まったついでに水分補給をと考えても、わざわざリュックなどから飲み物を取りだすのは面倒である。それに比べるとサイクルボトルは、片手でボトルケージから取り出せて、走行中もこまめに水分補給ができるので便利である。
容量や形、吸い口など、サイクルボトルにはいろいろ種類がある。使いやすさや走行時間などを考えて自分に最適なものを選びたい。

◎TWIN SIX(ツインシックス)のボトル【画像・右】
プラスチック製のサイクルボトルは、個性的なデザインのものやメーカーロゴが入ったものが多彩にある。

◎Rapha(ラファ)のボトル【画像・中央】
ポリプロピレン製のサイクルボトルは、プラスチックボトルにありがちな飲料へのニオイ移りが少なく、プラスチック臭が気になるという人におすすめ。

◎Nalgene(ナルゲン)の広口ボトル【画像・左】
プラスチック臭が少ないポリエステル樹脂製のボトル。キャップで開閉する広口タイプで使いやすく、洗いやすい。ペットボトルを持つ代わりに、僕は主にこれを通勤時やタウンユースに使っている。プロテインシェイカーとして使っている人も多いようだ。


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