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第6回「富士ヒルクライムに挑む!(前編)」

へたれなホビーレーサーだけど…

僕が自転車レースに初めて出場したのは5年前、鈴鹿サーキットで開催された「シマノ鈴鹿ロード」だった。職場に自転車レースを楽しんでいる人たちがいたこともあり、「なんか面白そう」と思って、ロードレーサーを買って間もない初心者でレースデビュー。自転車レースというと、プロや実業団による本格的なものもあれば、サイクリストのためのスポーツイベントとして開催される自転車レースもたくさんあり、初心者でも気軽に楽しめる。エンデューロ、タイムトライアル、ヒルクライムなど、レースのスタイルもいろいろだ。
そんなレースの楽しさって、普段、公道を走るのとは違うスピード感。そして自分の限界に挑みながら、ゴールを目指してがんばった後の達成感。レースはタイムや順位といった、明確な結果が出る。レース結果が悪いとやはり悔しいし、記録を更新できれば、次はもっと速く走りたいという気持ちもわいてくる。そこでストイックに日々トレーニングに励めば、次なる結果も目に見えてくるのだろうけど…。僕の場合、往復10km程度の通勤と、レースの数週間前にようやく付け焼き刃的なトレーニングをするくらいなので、5年経ってもなお、へたれなホビーレーサーであるのは変わらない。もっと速く走りたい!という気持ちだけはあるのだけどなぁ。

【写真】
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鈴鹿8時間エンデューロ春SPの大会プログラムと記念品のソックス。
完走証は、レース終了後、その場でもらえた

僕は、春先から秋にかけて月1回のペースで何らかのレースに参戦している。今年最初の出場レースは、5月5日の子供の日に鈴鹿サーキットでおこなわれた、「第1回スズカ8時間エンデューロ春スペシャル」(毎年秋に開催される同大会が、今年から春と秋の2回開催になった)。F1レースも開催される1周5.824kmの鈴鹿サーキットを、ぐるぐると20周回(約116.5km)走る耐久レースである。
で、結果はというと、なんとか完走だけはできたという感じ。昨年秋のスズカ8時間で走った時より、タイムは40〜50分ほど遅い。冬場に自転車に乗る回数も少なくなり、レースに向けてのトレーニングもしていない。これでは、当然といえば当然の結果だろう。
そして6月、次ぎのレースの舞台は、富士山。
6月6日(日)に開催された「第7回Mt.富士ヒルクライム」に出場してきた。


富士ヒルクライムの準備は万端!?

富士ヒルクライムは、富士山の麓にある富士北麓公園から標高2,305mの五合目駐車場まで、富士スバルラインをひたすら登る自転車レース。標高差1,270m、距離にして25km。25kmというと長い距離ではないが、ずっと坂道が続く。平均勾配は5%ほどなので、乗鞍などと比べると厳しいコースではないし、ヒルクライム初心者でも比較的完走しやすいといわれている。3年前に富士ヒルクライムに初参戦した僕は、今回で4回目の挑戦となる。前回のタイムが1時間55分26秒。参加するからには、せめて前年より速く走りたい。
5月のスズカ8時間の結果が惨敗だったこともあり、今回ちょっと焦ってレース2週間前から週末にはヒルクライムに向けてのトレーニングをした。名古屋市内から、愛知と岐阜の県境にある雨沢峠まで、距離にして往復72km。久しぶりに峠道をガシガシと走る。さらに1年間はいていたタイヤとチューブも、新品に交換。タイヤに小さな亀裂もあり、交換時期だったのもあるのだけど、やはり新しいタイヤにすると走りが滑らかだ。次は自転車をメンテナンスして、荷物の準備も…

 
防寒対策も考えた下山ウェアを準備
レース中に摂る補給食も持って行く

ヒルクライムの場合、登ったら必ず下山しなければいけない。標高2,305mの五合目は、6月とはいえ、天候によってはかなり冷え込むので、下山時の防寒用具も欠かせない。下山に備えてウィンドブレーカーやアームウォーマー、ロングタイツ、冬用の長指手袋なども用意して…と準備をすすめていると、レース本番に向けて高揚感も高まってくる。

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