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連載 自転車徒然草

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第7回「富士ヒルクライムに挑む!(後編)」

5,000人のサイクリストが集結!

さて、レース当日は、早朝4時に起床。部屋の窓から外を眺めると、天気は曇り、少し肌寒い。前日にコンビニで買っておいたおにぎりを食べて、ウェアに着替え、自転車を準備。5時過ぎには民宿を出発して、自走で会場の富士北麓公園へ向かった。民宿からは7〜8km、軽いアップにはちょうど良い。残念ながら空一面を覆う雲で富士山の姿を見ることはできなかったが、樹海を抜けて自転車を走らせていると徐々に身体も熱くなり、気合いも入ってきた。

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五合目で受け取るバックパックは、所定の袋に入れて預ける

会場の富士北麓公園に到着すると、まず、ゴール後に五合目で受け取る荷物(下山時のウェア類)を預けにいく。そして集合場所へ向かうと、すでにたくさんの選手たちが、色とりどりの愛車とともに集結していた。会場アナウンスによると、今回の参加選手は約5,000人だそうだ。カラフルなジャージが会場を埋め尽くすのは、なんとも壮観。やがて、富士山に挑むサイクリストたちの熱い想いによってなのか(?)、スタート時間が近づくにつれ山頂部分も晴れてきた。天気予報どおり、これからヒルクライム日和となりそうだ。

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北麓公園に集まる参加選手たち

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スタート地点の富士北麓公園は、サイクリストたちでいっぱい

6時25分、スタートセレモニーが始まり、今中大介さんや片山右京さん、鶴見辰吾さん、シャ乱Qのまことさんご夫婦などのゲストライダーが壇上から参加者たちを激励した。そして6時45分、まずアスリートクラスからレースがスタート。今回からアスリートクラスは距離が4kmほど伸びて28kmに。富士北麓公園からさらに麓へ下った別会場からのスタートだ。続いて7時から女子の部がスタート。その後、男子の部は申告タイムが早いグループごとに5分間隔でスタートする。前回のタイムが1時間55分だった僕は、目標とする申告タイムを1時間50分に設定。最初の組がスタートして15分後の第6スタート、中盤〜後半グループでの出発となる。


五合目をめざして、スタート!

7時20分、いよいよスタートの合図が鳴なった。スタート地点から約1kmはパレード区間、タイムに関係ないため、ゆっくり心拍をあげていくイメージで走る。いっしょにスタートした仲間は、スタート時の混雑でどこかへ…きっと僕より先を走っているのだろう。しばらく走るとタイム計測開始地点を通過、ここからが本当のレース開始だ。五合目をめざして24kmにわたる坂道を駆け上る。

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スタートして計測開始地点まではパレード走行

計測開始地点から富士スバルラインの料金所ゲート付近は、平均勾配が7%台。その後も急坂区間が何度かあって、序盤は勾配が意外にキツイ。ここで頑張りすぎて、後でバテないように焦らず常に一定のペースで走るようにした。最初に追い込んでバテると、結局タイムロスすることになる。序盤は、アップのつもりで自分のリズムを刻んでいく。ケイデンス60〜70回転をキープするイメージで、軽いギアでペダルをくるくる回すようにした。とはいっても急な坂では回転数がすぐ落ちちゃうのが、へたれなところ…。

標高1,405mの一合目を越えたあたりで、「例年5kmごとにスプリットタイムの計測があるはずだけど…まだかな」と思って、ふとサイクルコンピューターを見ると走行距離は6kmになっていた。「あれ、5kmごとのタイム計測はなくなったの?」。そういえば昨年は計測トラブルがあったな…、今年はコスト削減だろうか。「でも、5kmの計測はないけど、10kmの計測はあるかもしれない」と考え、タイムは気にせずペダルを踏む。 標高1,596mの二合目を過ぎ、10.5km地点にある最初の給水ポイント、樹海台駐車場をそのまま通過。やはり10kmの計測ポイントはなかった。毎年参加している人はレース結果の分析に5kmごとのスプリットタイムは必須データなんじゃないかな。計測をしないのなら、せめて距離表示をして欲しかった。「5km地点」「10km地点」といった具合にね。そうすればサイクルコンピューターで自分でスプリットタイムも取れたはずだ。

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