気になるあの人“筧五郎さん”④優勝で変わったこと・・・そして結婚

年越し特別企画

気になるあの人「筧五郎さん」

 

乗鞍ヒルクライム選手権チャンピオンクラスの優勝で変ったことは?

自分について言えば「ついに自分に勝てた」という達成感ですね。自分の弱点を冷静に見つめてトレーニング方法を組みたてる。そのトレーニングを地道に積み重ねることで、弱点をひとつ一つ克服していく。そして、レース本番では、苦しくなってからが自分との本当の勝負。「苦しいのは自分だけじゃない。みんな苦しいんだ。この苦しさに負けなかったものが上に行ける」そう自分を励まし続け、最後まであきらめずにペダルをこぎ続ける。その先に、ついに手が届いたのが優勝という頂点だったわけです。それまでの十数年の積み重ねもありましたし、まさに燃え尽きた感がありました。

一方で、周囲からは「ヒルクライムの筧五郎」という評価と、さらなる勝利への期待が集まるように。スポンサーもついてくれるようになり、それまでの自分の境遇を考えると、地獄から天国という感じ。なのに、ここが僕の間の悪いところなんですが、次のレースに向かってのモチベーションをあげられず、あがく自分が生まれているという・・・。

翌年は、前半のロードレース全日本選手権こそ19位とまだなんとか頑張っていたのですが、後半の乗鞍は126位に沈んでしまった。もっと悪いことに、そんな成績なのに、自分の中でレースに対する情熱が起きなくて、やらなくてはという気持との板挟みで葛藤しました。

 

それで、どうされたんですか?

ちょうどその頃、妻と出会ったんです。で、結婚を意識するようになって、結婚の前に心残りがないよう精一杯やらせてくれと。それで、2007年はモチベーションもアップし、一生懸命、トレーニングにも打ち込めました。で、この年の乗鞍で優勝はできませんでしてが、2位に入賞。ちなみに、優勝した宮崎新一さんは、僕のトレーニング仲間でもあり、心の友といってもいいかな(笑)。この2位のおかげで、優勝がまぐれではなかったと周囲も納得してくれた感があり、それはホッとしたんですが、今度は結婚を機に、再び沈み込む日々が・・・・。「良くなったなぁ」と思うと、あがく時期が来るというのが、僕のパターンかなと(笑)。子どもも生まれて幸せなはずなのに、自転車が思うようにできなくて苛立ち、しかも、それをうまく表現できなくて夫婦の間にも不協和音が・・・。

そんな日々を救ってくれたのは、妻の「自転車、好きなようにやって」ということば。結局、家族の支えがあって、僕は自転車を思う存分できるんですよね。それに「好きにしていい」といわれると、かえって家族のことを思えるようになります。いまは、トレーニングや食事のサポートも妻がしてくれますし、その分、僕も子どもの幼稚園の送り迎えをするとか、家族の時間を大切にできるようになりました。2010年には、シクロクロスのレースに参加し、8位入賞することもできました。家族がレースの応援に来てくれ、優勝すれば一緒に喜び、負けても励ましてくれる。うれしいし、ありがたいって思ってます。

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「筧五郎さん」シリーズ!次回ついに最終回。

新年第一号として「今後の目標」を公開します。

お楽しみに!

 

来年もサイクルジャムをよろしくお願いします!

よいお年をお迎えください♪

 

 

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