永禮美瑠(ながれ みる)さん  BMXレース、目覚め編

  ではでは、前回のBMX出会い編に続き、永禮美瑠ちゃん親子のちょっとほろ苦いBMXレース参戦当時の思い出をお届けします~。

 

 

レースへの意欲が高まったキッカケは?

ミルちゃん「3歳でGONZO TRACK(以下、GONZO)の定期戦でレースデビューしても、しばらくは遊びもレースもほとんど区別がなく、とにかく好きだからBMXをやっていたっていう感じ。それが、小学校1年生のある日、GONZOに同じ年の女の子がやって来たんです。そして、一緒にレース出場・・・・・。そしたら、思いっきり負けてしまった・・・。
BMXのレースは400メートルのコース1周で勝負が決まる。時間にしたら40秒もないくらい。そのたった40秒の間に、こんなに距離が空いてしまうのっていうくらい離されちゃった。そんな負け方はしたことがなかったので、すごくショックでした。」

「実力派のガールズアスリートから真剣勝負の中で刺激をもらえるのは、ミルの成長にもつながっていると思います。で、その時、負けて泣いていたミルに、もう辞めるかって聞いたら、やるって答えた(笑)」

ミルちゃん「それは覚えています。負けたのは悔しかったけど、同じ年の女の子でもこんな走りができるんだって知って、自分ももっと早く、ウマくなりたいっていう気持ちがスッゴク湧いたんです。」

 

それでレースに目覚めて、その後はどうでしたか?

「小学校2年生の時、JBMXF(全日本BMX連合)に所属し、チャレンジクラスの選手として本格的にレースに参戦するようになりました。でも、その所属後初の大会で、またしてもミルに試練が(笑)」

ミルちゃん「大会は広島であったんですが、また、思いっきり負けてしまった・・・。いまは笑って話せますが、その時はやっぱり悔しくて泣いちゃいました」

「ただ、その時の負けはミルじゃなく、親のせいだなって。親としてすごく責任を感じました。というのも、その大会に出るまでミルは僕の言うとおりに練習もしたし、試合運びも僕がイメージしたように走ったんです」

ミルちゃん「1着の子がゴールした時、私はまだ第3バーム(コーナー)にいて、なにこれって・・・。走っている最中に、ショックでもう涙があふれちゃって」

「このレースで、親の意識もすごく変わりましたね。他の親御さんの真剣さに触れ、BMXレースはチャレンジクラス(ジュニア)でも、本当に真剣勝負なんだって実感しました。それで、ミルに改めてこれからもレースに出るなら、今まで以上に真剣にやらなきゃダメだぞって」

ミルちゃん「私も負けて悔しさいっぱいだったので、思わずハイ!って(笑)。でも、最近まで、練習はしても“我慢のコ”的な期間が続いていました」

「よく僕の“シゴキ”に耐えて頑張ってきましたよね(笑)」

ミルちゃん「BMXが好きだし、レースもワクワクするし、やっぱり“楽しい”から続けてこられたって思います」

「そういえばいつだったか、たまにはBMXを休んでディズニーランドとかに遊びに行ってもいいんだよと言ったら、ディズニーよりコースの方がいいって即答されて、僕の方が驚いてしましまた(笑)」

ミルちゃん「BMXは一瞬一瞬が違うっていうか。イメージ通り走れる楽しさの一方で、思いがけないアクシデントがあったり、スリルも感じます。すべてのことを自分でやる楽しさというか・・・。いま聞かれても、やっぱりディズニーよりコースに行きたいです!(笑)」

 

 

BMX大好き!の気持ちを原動力に、次回はいよいよ活躍編です~。

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【取材Memo】
BMX(Bicycle Motocross=バイシクルモトクロス)レースとは?
車輪の直径が20インチ以下の専用自転車で、約400メートル程度のコースを一周し、着順を競うレース。コースの途中には大小の様々なジャンプやバームと呼ばれるコーナーなどの障害物があり、それらをコントロールしながら走り抜く。北京オリンピックより五輪正式種目として採用。


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