ツールド熊野キナンサイクリングチームレポート 2

ツール・ド・熊野第 1 ステージは逃げ切りで勝負が決する
マルコスと山本が上位フィニッシュで総合上位をうかがう
2nd June 2017
●ツール・ド・熊野(Tour de KUMANO, UCI Asia Tour 2.2) 第1ステージ 114.1km
●出場選手
ジャイ・クロフォード
山本元喜
マルコス・ガルシア
リカルド・ガルシア
トマ・ルバ
中島康晴

スターティングセレモニーで紹介を受けた KINAN Cycling Team

 

 

和歌山、三重両県にまたがる熊野地域を舞台に開催されているツール・ド・熊野は 6 月 2 日、和歌山県新宮市の赤木川清流コースで第 1 ステージを実施。レース序盤に形成された 逃げグループがそのままフィニッシュまで先行。KINAN Cycling Team はマルコス・ガルシアと山本元喜がこの中に含まれ、それぞれ 10 位、14 位でフィニッシュ。ともに個人 総合成績を上げ、次なるステージへ弾みをつけている。
前日のプロローグは 0.7km の個人タイムトライアルだったこともあり、全体的に僅差で この日を迎えている。KINAN 勢は 6 人いずれもトップからのタイム差は少なく、展開次 第では個人総合時間賞首位のリーダージャージをいつでも狙えるポジションに位置する。
第 1 ステージは、新宮駅前を出発。しばらくパレード走行を行った後、熊野川温泉さつ き前をスタート・フィニッシュとする 16.3km の周回コースを舞台にレースが行われた。

スターティングセレモニーでスピーチした山本元喜

 

 

スタートラインについて話し込む(?)マルコス・ガルシアとリカルド・ガルシア

 

 

7 周回、114.1km で設定され、細かなアップダウンこそあるもののスピードに富んだ展開と なるのが例年のパターンだ。
リアルスタート直後から逃げを狙ってのアタックが次々と起こったが、主要な動きには KINAN 勢がきっちりと対応。ライバルの先行を許さないと同時に、状況次第では自らが レースをリードできるように備える。

中島康晴がプロトン前方でリアルスタートを切る

 

 

そして、逃げグループが形成されたのは 2 周回目の 前半。1 人、また 1 人とメイン集団から飛び出した選手たちが合流し、最大で 20 人近い選手が前方でレースを進めた。
逃げグループはやがて 17 人に人数を減らしたが、有力チームはいずれもエースクラス をこのグループに送り込んだ。KINAN からはマルコスと山本が加わる。ジャイ・クロフ ォード、リカルド・ガルシア、トマ・ルバ、中島康晴の 4 人はメイン集団に待機し、勝負どころに備えた。
メイン集団に対し 2 ~ 3 分の差で逃げ続けるマルコスと山本らだが、強力なメンバーが そろっていることもありグループ内での思惑が交錯。マルコスと山本も、一緒に逃げる選 手たちの様子を見ながら先頭交代のローテーションを行う。
一方で、多くのチームが前を行く逃げグループに選手を送り込むと同時に、メイン集団 のスピードをアップさせて前を追う必要性がないため、思うようにペースが上がらない。2 ~ 3 チームがアシストを使って追撃態勢を整えようとするも、タイム差を約 1 分に縮める のが精いっぱい。逃げるグループ 17 人がそのままトップを争いながらラスト 1 周回の鐘を聴いた。
こうなると勢いは前を走る選手たちが上回る。ペースアップを図る動きの中から、山本 ら 4 選手がアタック。一時は後続に 10 秒ほどの差をつけたが、残り 2km を迎えようかと いうタイミングで吸収。17 人のまま最終局面へと突入した。
ステージ優勝を賭けたスプリント勝負は、シマノレーシングチームの入部正太朗選手に 軍配。勝利こそ挙げられなかったものの、マルコスは入部選手と同タイムの 10 位、終盤 に見せ場を作った山本はトップから 5 秒差。追い上げならなかったメイン集団は 1 分 22 秒差でフィニッシュへ。ここは中島がスプリントで集団のトップを確保し 18 位。ジャイ、 トマ、リカルドもこの集団内で終えている。

14 位でフィニッシュした山本元喜

 

メイン集団の先頭でフィニッシュした中島康晴

 

 

トマ・ルバとリカルド・ガルシアは前後並んでフィニッシュ

 

 

この結果、入部選手が個人総合首位に立ちリーダージャージを獲得。KINAN 勢はマル コスがトップから 14 秒差の総合 13 位、山本が 19 秒差の 14 位と続き、総合上位をうか がうことのできるポジションに位置している。
KINAN Cycling Team のメインスポンサーである『株式会社キナン』のお膝元で行わ れているこの大会は、最難関の第 2 ステージへ。大会の目玉でもある激坂「千枚田」を 2 回上り、最大の山岳ポイント札立峠を越える 109.3km の本格山岳。第 1 ステージで逃げ切った選手の中には、個人総合優勝候補も含まれており、彼らによる駆け引きや逃げ切りを許した選手たちによる捨て身の攻撃など、あらゆるレース展開が考えられる。いずれにせよ、今大会のハイライトとして激しい戦いとなるはずだ。

 

 

ツール・ド・熊野 第1ステージ(114.1km)結果
1 入部正太朗(シマノレーシングチーム) 2 時間 33 分 30 秒
2 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン) +0 秒
3 ホセ・ヴィセンテ(スペイン、マトリックスパワータグ) +0 秒
4 大久保陣(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +0 秒
5 オスカル・プジョル(スペイン、チーム UKYO) +0 秒
6 パク・サンホン(韓国、LX サイクリングチーム) +0 秒
10 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) +0 秒
14 山本元喜(KINAN Cycling Team) +5 秒
18 中島康晴(KINAN Cycling Team) +1 分 22 秒
37 ジャイ・クロフォード(オーストラリア、KINAN Cycling Team) +1 分 22 秒
41 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) +1 分 22 秒
42 リカルド・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) +1 分 22 秒
個人総合時間賞
1 入部正太朗(シマノレーシングチーム) 2 時間 34 分 12 秒
2 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン) +3 秒
3 オスカル・プジョル(スペイン、チーム UKYO) +7 秒
4 鈴木龍(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +7 秒
5 ホセ・ヴィセンテ(スペイン、マトリックスパワータグ) +8 秒
6 大久保陣(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +9 秒
13 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) +14 秒
14 山本元喜(KINAN Cycling Team) +19 秒
47 ジャイ・クロフォード(オーストラリア、KINAN Cycling Team) +1 分 33 秒
53 中島康晴(KINAN Cycling Team) +1 分 34 秒
55 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) +1 分 34 秒
86 リカルド・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) +1 分 38 秒
ポイント賞
1 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン) 26pts
14 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) 6pts
19 山本元喜(KINAN Cycling Team) 2pts
山岳賞 鈴木龍(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) 4pts
チーム総合
1 ブリヂストンアンカーサイクリングチーム 7 時間 43 分 5 秒
4 KINAN Cycling Team +1 分 33 秒

 

 

~写真紹介~

 

選手・スタッフそろって記念撮影

 

地元の園児たちと記念撮影

 

子供たちと交流を図る中島康晴

 

スタートを待つ山本元喜

 

スタートラインで笑顔を見せる中島康晴

 

 

山岳ポイントを通過するマルコス・ガルシア

 

逃げグループで山岳ポイントを通過した山本元喜

 

コーナーを通過するマルコス・ガルシア

 

コーナーを通過する山本元喜

 

メイン集団内を走るトマ・ルバ

 

メイン集団でレースを進めたジャイ・クロフォード

 

 

ダンシングで集団内でのポジションアップを図るリカルド・ガルシア

 

 

フィードゾーンに立つ森川健一郎マッサー

 

メイン集団内で走る中島康晴

 

 

終盤に備えるリカルド・ガルシア

 

 

text&photo:Syunsuke FUKUMITSU

 

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