ツールド北海道第1ステージ
キナンサイクリングチームレースレポート

国内4大ツールの1つ ツール・ド・北海道が開幕
第 1 ステージはマルコス、トマが上位フィニッシュの好スタート

チームカー、チームバンともに綺麗に洗車して開幕に備える

 

 

 

8th September 2017
●ツール・ド・北海道第 1 ステージ 函館市~北斗市 162km
● KINAN Cycling Team 出場選手
山本元喜
椿大志
マルコス・ガルシア
雨乞竜己
トマ・ルバ

開幕を前に記念撮影

 

 

KINAN Cycling Team にとって重要な秋のビッグレースシーズン。その皮切りとして 臨むのが 9 月 8 ~ 10 日に行われるツール・ド・北海道だ。
この大会は、例年 3 月に行われるツール・ド・とちぎ、同じく 5 月のツアー・オブ・ジ ャパン、6 月のツール・ド・熊野とならぶ、国内 4 大ツールの 1 つ。今年で 31 回目を迎 える今回は、北海道南部の函館市を主な拠点に 3 日間の総合成績で争われる。
国内外の有力な20チームが参戦。KINAN Cycling Teamからは、山本元喜、椿大志、 マルコス・ガルシア、雨乞竜己、トマ・ルバの 5 選手がメンバー入り。現状におけるベス トメンバーを選出し、個人総合優勝を目標にスタートラインにつく。

開幕を前に記念撮影

 

 

8 日に行われた第 1 ステージは、函館市から北斗市までの 162km。函館湾沿いを南下し、 海岸線を進んだのち山間部へ。その後日本海側を北上し、フィニッシュまでの約 60km は 再び山間部を走行。レース後半は 2 カ所の山岳ポイントがあり、特に 2 つ目の山岳からは フィニッシュに向かってのテクニカルなダウンヒルが待ち受ける。
レースは序盤に 6 選手が逃げグループを形成。KINAN 勢はメイン集団に待機し、後半 の勝負どころを見据える。逃げとメイン集団は最大で約 7 分 30 秒差まで広がるが、1 つ 目の山岳をその差は徐々に縮小。ペースアップしたメイン集団は、上りで人数を絞り込む と同時に、逃げグループとの差を約 2 分とした。
約 10km の下りを経て、この日 2 つ目の山岳へ。メイン集団では好ポジションで上りに入ろうと、位置取りが激しくなる。KINAN 勢も前方を確保するが、上りに入り椿が脚を攣り遅れてしまう。
勢いを増したメイン集団は上りで大きく 2 つに分かれ、マルコスとトマが前方へ、雨乞が後続のグループから前を追う形に。また、山本は下りでオーバーラン。落車は免れたものの、集団からは遅れてしまった。
マルコスとトマが含まれたメイン集団は、残り 10km を切って逃げていた選手たちをキャッチ。残り 4km から数人のアタックが散発。いずれも集団が捕まえたが、活性化した 状態でフィニッシュ前までやってきた。
最後は 17 選手によるスプリント勝負となり、優勝したのは鈴木龍選手(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)。KINAN 勢は、スプリントに加わったマルコスが 7 位、トマも 10 位に続いた。第 2 グループは惜しくも先頭までは届かなかったが、雨乞がグループの先頭となる 20 位でフィニッシュ。椿と山本は残りステージに備えて無理はせず、ともに 8 分差のグループでレースを終えている。
第 1 ステージを終えて、個人総合ではマルコスが 8 位、トマが 11 位。鈴木選手のステージ優勝ボーナスタイム 10 秒がそのまま総合タイム差となっている。また、チーム内ステージ上位 3 選手のタイム合算によって争われるチーム総合では、34 秒差の 2 位につける。個人・チームとともに、大きな目標に向かって好スタートを切った。

マルコス・ガルシアは 7 位、トマ・ルバは 10 位で第 1 ステージを終えた

 

 

雨乞竜己のフィニッシュ

 

 
9 日に行われる第 2 ステージは、北斗市から木古内町までの 185km。今大会の最長ステージで、第 1 ステージ同様に平坦区間と内陸の山岳区間とがミックスする、細かな起伏に 富んだコース。ラスト 18km がフィニッシュへと向かうダウンヒルとなっており、その前 の上りと合わせて勝負どころとなり得るポイントといえそうだ。

 
ツール・ド・北海道第 1 ステージ(162km)結果
1 鈴木龍(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) 3 時間 36 分 3 秒
2 ピエールパオロ・デネグリ(イタリア、NIPPO・ヴィーニファンティーニ) +0 秒
3 岡本隼(愛三工業レーシングチーム) +0 秒
4 ジャコーモ・ベルラート(イタリア、NIPPO・ヴィーニファンティーニ) +0 秒
5 エゴイツ・フェルナンデス(スペイン、チーム UKYO) +0 秒
6 鈴木譲(宇都宮ブリッツェン) +0 秒
7 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) +0 秒
10 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) +0 秒
20 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) +34 秒
67 椿大志(KINAN Cycling Team) +8 分 0 秒
68 山本元喜(KINAN Cycling Team) +8 分 0 秒
個人総合時間賞
1 鈴木龍(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) 3 時間 35 分 53 秒
2 ピエールパオロ・デネグリ(イタリア、NIPPO・ヴィーニファンティーニ) +4 秒
3 岡本隼(愛三工業レーシングチーム) +6 秒
4 草場啓吾(日本大学) +7 秒
5 ジャコーモ・ベルラート(イタリア、NIPPO・ヴィーニファンティーニ) +10 秒
6 エゴイツ・フェルナンデス(スペイン、チーム UKYO) +10 秒
8 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) +10 秒
11 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) +10 秒
21 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) +44 秒
67 椿大志(KINAN Cycling Team) +8 分 10 秒
68 山本元喜(KINAN Cycling Team) +8 分 10 秒
ポイント賞
1 鈴木龍(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) 25 pts
7 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) 9 pts
11 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) 6 pts
山岳賞
1 草場啓吾(日本大学) 10 pts

 

 
チーム総合
1 NIPPO・ヴィーニファンティーニ 10 時間 48 分 9 秒
2 KINAN Cycling Team +34 秒

 

 
●選手コメント
トマ・ルバ
「途中で逃げグループとの差が 7 分以上になったが、それほど難しい展開だとは思わなかったし、他チームが集団をコントロールしていたから自分たちは重要な局面に備えるだけだった。2 つ目の山岳で人数が絞られてからは、集団内でしっかりフィニッシュすることを心掛けた。
第 2 ステージも今日と同じような展開になるのではないか。レース距離が長いので、逃げが決まってからは落ち着いて進むことになると思う」

出走サインを行うトマ・ルバ

 

 

 
~写真紹介~

出走サインをする山本元喜

 

出走サインを行う椿大志

 

 

出走サインを行うマルコス・ガルシア

 

 

北海道のテレビ局が第 1 ステージの戦いを密着取材。元選手の清水都貴さんらのインタビューを受ける

 

函館山を横目に進む椿大志

 

集団内を走行する山本元喜。後ろに見えるのは函館山

 

 

 

 

くつろぐトマ・ルバ

 

 

スタート前の時間にくつろぐ椿大志

 

フィニッシュ後の雨乞竜己。悔しそうな表情を浮かべる

 

レース後のマルコス・ガルシア

 

落車を免れた山本元喜も残るステージにつなげた

 

 

チームカーも函館山を見ながら進む

 

 

text&photo:Syunsuke FUKUMITSU

 

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