ツアー・オブ・イラン(Tour of Iran)第3ステージ
キナンサイクリングチームレポート

ツアーオブイラン第3ステージ、

早すぎて無線で「ここの集団速すぎます」と嘆いて心の中の余裕を求めたが無視される。笑

 

と綴ったのは阿曽圭介選手♪

笑顔を見せる阿曽圭佑

 

 

チームメイトとの楽しいトークも紹介されています。

阿曽選手のブログでレース中の頭の中を覗いちゃってくださいませ~♪

 

 

それでは第3ステージレポートを紹介します

 

ツアー・オブ・イラン第 3 ステージで阿曽圭佑が逃げ切りまであと一歩の好走
ジャイとトマは総合上位をキープ
10th October 2017
●ツアー・オブ・イラン第 3 ステージ
アラス・フリーゾーン(Aras Free Zone)~タブリーズ(Tabriz) 155.1km
● KINAN Cycling Team 出場選手
ジャイ・クロフォード
山本元喜
阿曽圭佑
中西健児
トマ・ルバ

スタートラインエリアのステージに上がった 5 選手。左からトマ、山本、阿曽、ジャイ、 中西
ハイレベルな戦いが続くツアー・オブ・イラン(Tour of Iran)は大会中盤に突入。 KINAN Cycling Team は積極的な走りを展開し、上位進出のチャンスをうかがっている。 10 月 10 日に行われた第 3 ステージでは、序盤からの逃げに加わった阿曽圭佑が逃げ切りまであと一歩の好走を演じた。また、メイン集団でフィニッシュしたジャイ・クロフォー ドとトマ・ルバは、それぞれ総合 8 位と 15 位に位置している。
前日は 200km 超えのロングステージだったが、第 3 ステージは 155.1km に設定。スタート直後から上り基調が続き、いったん下って中盤の 1 級山岳へと入っていく。フィニッシュ手前 10km に頂上が控える 3 級山岳は、このステージの勝負どころ。KINAN 勢とし ては、重要な局面を前に個人総合で 9 位につけるジャイと、17 位につけるトマを好位置へと送り込むことが求められた。

レースガイドでしっかりとコースを頭に叩き込む

 

 

 

これまで同様に、このステージもスタートからハイペースで進行。有力チームが次々と逃げを狙ってアタックを繰り出す状況となる。しばらく出入りが続いたが、12km 地点を 過ぎたあたりで均衡が破られる。
1 人の飛び出しをきっかけに、阿曽が追走。労せず追いつくと、そのままハイスピード で押し切り、メイン集団の容認を得る。さらに 2 選手が追いつき、4 人の逃げグループが 形成された。いずれも個人総合争いに関係しない選手だったこともあり、阿曽らの先行によりレースは完全に落ち着きを見せた。
逃げる 4 人は、メイン集団に対し最大で 5 分近くタイム差を広げる。リーダーチームの ヴィノ・アスタナモータースがコントロールする集団は、無理に前を追う姿勢を見せなかったこともあり、速いペースを維持する阿曽らのリードが大きくなっていった。その間、 73.8km 地点の 1 級山岳では、阿曽が 3 位で通過している。
タイム差に大きな変動がなく、前を行く選手たちの逃げ切りの可能性が膨らむ。先頭の 4 人は協調体制を保ちながら、集団との差を見ながらペースをコントロールし続けた。しかし、残り 40km を切ったあたりから、イラン勢を中心に集団が猛然とスピードアップ。みるみるうちにその差が縮まっていった。
懸命に逃げ続けた阿曽だったが、残り 30km を切った直後の小さな上りでギアを思うように切り替えられず、数秒のペースダウン。チェーンを戻して前への復帰を図ったが届かず、追ってきたメイン集団へと下がった。その後しばらくして他の逃げメンバーも集団に吸収された。
終盤に入ると、集団に待機していた山本元喜と中西健児、そして阿曽も加わりジャイと トマを前方へと引き上げる。この日最後の上りとなった 3 級山岳で集団の人数が減り、さらに 1 人が飛び出す形となったが、ジャイとトマは危なげなくポジションをキープ。そのまま、タブリーズ市内に設けられたフィニッシュにたどり着いた。
それぞれ 19 位、20 位でフィニッシュしたトマとジャイは、個人総合でも好位置を依然 キープ。ジャイが順位を 1 つ上げて総合 8 位、トマは 2 つアップの同 15 位としている。1 日を通して見せ場を作った阿曽、集団内でジャイとトマのケアに努めた山本と中西も無事にフィニッシュし、次のステージへと駒を進めている。
標高約 1500m の高地でのレースであると同時に、険しい山岳や断続的に吹き付ける横風など、レースを動かす要素に満ちた中で行われているこの大会。翌 11 日は第 4 ステージとして、タブリーズからサレインまでの 196.2km。前半に 2 級山岳が控えるほか、後半 は 3 級山岳からの長い下りを経て、最後は 4 級山岳の頂上へとフィニッシュする。これまでのステージ以上に消耗戦となることが予想される。KINAN 勢にとっても、ジャイとトマの個人総合を狙ううえで勝負の 1 日となる。
ツアー・オブ・イラン第 3 ステージ(155.1km)結果
1 サイード・サファルザデフ(イラン、タブリーズ シャハルダリチーム) 4 時間 2 分 30 秒
2 テオドール・イェーツ(オーストラリア、ドラパック・ペッツベグホリスティック) +28 秒
3 モハマド・ガンカンロウ(イラン、ピシュガマンサイクリングチーム) +28 秒
4 マルコ・ドーツ(オランダ、ベイビーダンプサイクリングチーム) +28 秒
5 鈴木龍(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +28 秒
6 ニコラ・トッファーリ(イタリア、0711 サイクリング) +28 秒
19 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) +28 秒
20 ジャイ・クロフォード(オーストラリア、KINAN Cycling Team) +28 秒
64 山本元喜(KINAN Cycling Team) +5 分 37 秒
71 中西健児(KINAN Cycling Team) +7 分 14 秒
76 阿曽圭佑(KINAN Cycling Team) +10 分 56 秒
個人総合時間賞
1 アレクセイ・ヴォロシン(カザフスタン、ヴィノ・アスタナモータース)11 時間 40 分 18 秒
2 イリヤ・ダヴィデノク(カザフスタン、タブリーズ シャハルダリチーム) +4 秒
3 ロブ・ルイヒ(ベルギー、タルテレット・アイソレックス) +4 秒
4 ジェシー・フィートンビ―(オーストラリア、ドラパック・ペッツベグホリスティック) +11秒
5 ニキータ・ソコロフ(カザフスタン、ヴィノ・アスタナモータース) +35 秒
6 エフゲニー・ネポムニャンフシー(カザフスタン、ヴィノ・アスタナモータース) +37 秒
8 ジャイ・クロフォード(オーストラリア、KINAN Cycling Team) +39 秒
15 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) +1 分 25 秒
59 山本元喜(KINAN Cycling Team) +23 分 59 秒
63 中西健児(KINAN Cycling Team) +25 分 36 秒
74 阿曽圭佑(KINAN Cycling Team) +31 分 40 秒
スプリント賞
1 リック・オッテマ(オランダ、ベイビーダンプサイクリングチーム) 12 pts
山岳賞
1 イリヤ・ダヴィデノク(カザフスタン、タブリーズ シャハルダリチーム) 30 pts
7 阿曽圭佑(KINAN Cycling Team) 10 pts
19 ジャイ・クロフォード(オーストラリア、KINAN Cycling Team) 1 pts
ヤングライダー賞
1 アレクセイ・ヴォロシン(カザフスタン、ヴィノ・アスタナモータース)11 時間 40 分 18 秒
34 中西健児(KINAN Cycling Team) +25 分 36 秒
43 阿曽圭佑(KINAN Cycling Team) +31 分 40 秒
チーム総合
1 ヴィノ・アスタナモータース 35 時間 1 分 41 秒
9 KINAN Cycling Team +25 分 16 秒
●選手コメント
ジャイ・クロフォード
「スタートからハイペースで進んだ中、阿曽さんが逃げに入ったことで、リーダーチーム にコントロールを任せられる状況を作り出すことができた。ラスト 20km は一気にスピードアップして、上りもかなりのペースで進んだけど、トラブルなくトマとともに前方でレースができた。
調子は徐々に上がってきている。9 月のインドネシア遠征で少し体調を崩してしまったの だけれど、その影響は日を追うごとになくなってきている。毎朝起きて自分の体調を確かめるけど、今のところは問題は感じていない」

出走サインを行うジャイ・クロフォード
山本元喜
「時折横風が強くなるタイミングこそあったが、集団が割れるような状況にはならなかっ た。集団のペースは終始早かったが、阿曽たちの逃げグループもかなりのスピードで進ん でいたのだと思う。自分自身は残り20kmを切ってからジャイとトマを前へと送り出して、 仕事を終えた。
第 1 ステージで動きすぎてしまった反動が大きく、好調とは言いにくいが、辛抱しながら ジャイとトマの総合のために貢献したいと思う」

メイン集団でチームメートのケアに努めた山本元喜。役割を終えてフィニッシュ
阿曽圭佑
「逃げを決めたのはスタートから 12km ほど行ったあたり。イラン人選手のアタックを見 て、このタイミングで行くしかないと思って追いかけた。逃げている間もペースが速く、 苦しい場面はあったが他の 3 人と協調しながら走り続けた。
タイム差がしばらく変化しなかったので、逃げ切れる手ごたえはあった。逃げメンバー同士でそのままフィニッシュを目指すことを確認し合ってもいた。残り 30km を切ってからの上りでギアチェンジに失敗してチェーンを落としてしまい、ペースダウンしたことが悔やまれる。何とか前に追いつきたかったが、それはかなわなかった」

逃げで見せ場を作った阿曽圭佑。あわや逃げ切りの好走だった
~写真紹介~

各チームに 1 台与えられるチームバス。スタッフや荷物の移動に大活躍

 

 

ホテル出発準備を進めるジャイ・クロフォード

 

 

ホテル出発を待つトマ・ルバ

 

 

毎朝、ホテル前は出発準備を進める選手やスタッフでいっぱいになる

 

 

バスに貼られるチームステッカーを整えるドライバー

 

 

スタートまでの間は思い思いに時間を過ごす

 

 

 

 

 

 

 

 

出走サインを行うトマ・ルバ

 

 

出走サインを行う山本元喜

 

 

出走サインを行う阿曽圭佑

 

 

出走サインを行う中西健児

 

 

 

アシストとしての仕事を終え、グルペットでフィニッシュする中西健児

 

 

 

text&photo:Syunsuke FUKUMITSU

 

 

 

 

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