HOME連載 > 志智散歩第18回「おいしいコーヒーと、自転車談義」の巻ページ2

連載コラム

連載 志智散歩

next3 2 1 back

第18回「おいしいコーヒーと、自転車談義」の巻

さて、筧さんとコーヒーということで思い出す人もいるのではないでしょうか。16回の志智散歩でも紹介した平田リバーサイドプラザ・クリテリウム〈チャリティー大会〉では、チャリティーの一環としてコーヒーを提供するとともに、自身も選手としてカテゴリー「C2」に出場するサイクリストであります。



波乱万丈な自転車人生

<出会いと中断>
筧さんと自転車の出会いは、19歳のとき。マウンテンバイクで東海自然歩道を走破したかったというのが、動機でした。制覇したコースを塗りつぶしていくうちにどんどん遠くなっていき、最初は往復100kmだった距離が200kmにも及ぶようになってきました。それがトレーニングになって、クロカンのレースに出てみたら優勝してしまった。しかし、その後、交通事故で、1、2年ほど自転車を中断。その間に結婚したこともあり、時間をかけて自転車に乗ることはもうできない、と考えていたそうです。ところが関東地方に住んでいた頃、横浜にBMXのコース(緑山スタジオ)ができて、BMXにチャレンジしてみたら、忘れていた自転車心が復活。BMXは、レースに出ても短時間で帰ってこれるので、家族にも迷惑がかからない。とくにこの点が、ライフスタイルにピッタリ合ったというわけです。
「最初は、ジャンプもできなかったけど、鍛えた足があったのでなんとかついていけたんです」と筧さん。この時、28歳。





<転居と再開>
「それから、この店で働くために名古屋に転居したため、BMXに乗る場所がなくなってしまいました。それで今度は4年間、乗らなかった」。そうするうちに、BMXやマウンテンバイクで楽しめる自転車専用オフロードコースが桑名にできたため、「ヒミツですが、それから毎日通っていた」ようです。
そこで知り合ったのが、児玉利文選手。児玉選手(特集/かんたんセルフメンテナンス)(志智散歩/平田リバーサイドプラザ・クリテリウム)をはじめ仲間とチームを作ってトレーニングに励み、次の年の全日本BMX選手権大会(年齢別)でなんと優勝。翌年、フランスで開催されたグランプリ世界選手権にも出場しました。この時、35歳。しかし、ここでも逆境が・・・・全日本選手権で優勝したと思ったら、桑名のコースがなくなってしまった。困った・・。そんな時、児玉選手が「平田リバーサイドプラザ・クリテリウムに出てみないかと声をかけてくれたんです」。平田(岐阜県海津市)は、名古屋からも近いし、レース時間も40分ほどと、短時間で終わるということで「さっそくエントリーして出場してみたんですよ」と筧さん。 その他にも、シクロクロスにも挑戦していますが、これもレース時間が短く都合がよかったから、というのが選択理由になっています。
環境やいろいろな逆境にめげず、自転車を続け、それだけでなく、優勝あるいは優勝に絡む戦績を収めてしまう・・・。どこまでも、勝ちにこだわってレースに出場する・・。 その話を聞いてシッチーはただただ感心するしかありません。
「どんなトレーニングしているの?」と同じアスリートとして気になる質問をぶつけていました。




<限られた時間を有効に使う>
「1日たっぷり時間をかけてやるより、毎日コツコツとトレーニングを続けるほうが上達すると思います」と筧さん。仕事が多忙で家族のいる筧さんにとって、限られた時間の中でレースに挑み、トレーニングに励むことが大きなテーマになっています。そこで、とにかく毎日70分のトレーニングを続ける、これを日課としています。
練習場所の庄内川(名古屋市)まで片道10分(往復20分)、残り50分で効率的なトレーニングを行う。50分というのは、ちょうどBMX、シクロクロス、さらには平田リバーサイドプラザ・クリテリウムのレース時間に近く、ピッタリ。いやはや、こんな計算までしてトレーニングしている人は他にいるでしょうか。

自転車ばっかりやっていて、子供をほったらかしにできない。そんな人も多いでしょう。筧さんの工夫は、ママチャリにSPDペダルをつけて子供を乗せて練習したりして、子供といっしょに楽しみながら練習すると、子供も喜ぶし、負荷もかかって練習にも都合がいいという逆転の発想で取り組んでいるのです。






back 1 2 3 next